漢方先生の所へ行きました。
このところ、「当帰芍薬散」と「半夏厚朴湯」、生理痛に「安中散」が処方されていました。
ここ数年、けっこう生理痛がひどくて、ロキソニンを飲みまくっていたのですが、この安中散が出てから、あの、差し込む様な、生唾飲むような痛みがましなような。。。
今回に至っては、安中散だけで乗り越えた。快挙。
「たまたまですかね?」
と聞いてみる私。
「いやいや、ちゃんとエビデンスに基づいて出してるんやから。ほら。」
と、安中散が生理痛に効くと書いてある専門書を見せられる。
「ふーん」
「で、先生、私、ここのクリニックに何の病名で通っているんですか?」
「は?」
→この会話は意味不明でしょう。
私、最初は「マイコプラズマ」→「扁桃腺炎」→「声が出にくいのが続く・・」→「妊娠したい」→「眠りが浅い」→「めまいがする」→「頭痛がする」etc....
ま、不定愁訴なんですわ。
けど、保険診療をするためには、何かきちんとした病名がついてないといけません。
「保険病名ですよ。これって、自律神経失調症みたいな感じでしょ。今出してる漢方薬、何の病気ということで出してるのかなぁと思って」
ちら。と、カルテの表紙を見る先生。そこに私の保険病名が書かれているに違いない。
慢性疾患管理料も算定されているから、「喘息」とか「高血圧」とか、何かちゃんとした病名をつけているっぽいんやけど。
「病名はなんでもええやろう。調子が悪いのを治してるんやからな」
と。おや。隠されちゃった。
なんだろう。何か言いにくい病名がついてるのかな。
そして
「今日は何か気になることは?」
「頭が痛いですね。肩がこってるだけだと思いますけど。いつもなんで」
「どこが凝ってる?」
「この辺が」
「それは、肩こりでなくて、首こりやな。今回は、それを治そうか。」
で、「葛根加朮附湯(カッコンカジュツブトウ)」という薬を処方。
「トリカブトが痛みを和らげてくれるから」
「トリカブト????それ、殺人事件じゃないですか!」
「あれ、トリカブト飲んだことなかったっけ?・・・・・飲んでるやん。ほら、真武湯。これ、トリカブト入ってた」
しらんまに。私、トリカブト飲んでました。
そうか、トリカブトって、保険金詐欺事件のイメージが強かったけど、薬なのか。。。。。
トリカブト、飲んでみます。