どうもタノカイです!
今回のブログのテーマは、三浦大知さんの楽曲を通して、物事の解釈が拡大した、という報告です。
2005年から「三浦大知」としてソロデビューして今年で20年。これまでで様々な曲を出されているかと思いますが、今回取り上げる楽曲は、2024年2月に配信されたアルバム『OVER』の収録曲、『ERROR』です!
-ERRORとは
まず、エラーという言葉はどのようなイメージを持っているでしょう?
以下にエラーについてのWikipedia解説を引用します。
エラー(Error)は、コンピュータにおいて、プログラムがそれらの実行が正常な動作でないと判断し、処理を中断または停止させる状態。エラーの原因は、システムやソフトウェアの不具合、バグなどの多岐にわたる[1]。
おそらく、人類の半数以上がエラーに対していやなイメージが強いかと思います。
アプリのダウンロードに失敗するとき、ログインに失敗するとき、何か処理に異常が検出されたとき・・・以下のような言葉が出てくるでしょう。
「エラー:処理中に異常を検出しました。」
エラーが起きるたび、イライラするかと思います。手間がかかるけど本体を再起動したり、アプリを一度アンインストールしてインストールしなおしたり・・・
-三浦大知の『ERROR』
では、三浦大知さんの楽曲である『ERROR』はどのような曲でしょうか?
配信開始前に、OVERの収録曲のタイトル名のみ先行で発表されていました。
その時の私のマインド。
「ERROR?なんだろう、Delete My Memoriesや綴化みたいに電子的かつ別れをテーマにした曲になるのかな?」
そして配信され、実際に聞いてみると・・・
優しい歌声に、自然を感じ取れる鳥の声。
私が想像していたERRORとは全く違う曲調に、最初は違う曲を聴いているかと勘違いしてしまうほど。
三浦大知さんが考えているERRORはどのようなものか、歌詞と映像で私個人の印象を以下にまとめます。
-『ERROR』歌詞編
イントロなく唐突に始まる歌。
この音 耳元 ふわりと。もう二度と戻ることないFlow。一斉に開くDoor、初めての色彩You are a part of me。知ってしまった。
全体的に、初めての感覚で違和感のようなものを表現している印象。
極彩のモノクローム。淡色のグラデーション。
この二つの言葉でわかるように、ERRORを通して矛盾が一斉に襲い掛かっています。
-『ERROR』映像編
ERRORの映像が配信されたのは、三浦大知さんのアリーナライブ「OVER」での演出が最初でした。AIを使った挑戦的な映像になっています。自然が少しずつゆがんだり、三浦大知さんが折り紙になったり文房具になったりビー玉になったり・・・
場面がころころと切り替わり、終盤はいくつもの映像が短い間隔で切り替わって、何か異常性のようなものを感じさせるような展開になります。
そのAIという最新技術を取り入れた映像の中に何度か、iPhone 4sで撮ったかのような低画質で暖色がかった映像が流れます。波打ち際、線路沿い、商店街・・・そして何より特徴的なのは、三浦大知さんが笑顔を向けているところ。
これはどういう意図なのでしょうか?
ERRORは前述のように、異常を意味するもの。ネガティブな印象を与える単語を曲名に使ったこの楽曲の中で懐かしさを思わせる笑顔を向けている三浦大知さんには何か意味があるのだと思っています。
-ERRORの解釈「出会い」
さて、ここまで三浦大知さんの楽曲『ERROR』について軽く私の印象を伝えましたが、ここからは「エラー」という言葉をどのように解釈できるか、という解釈の拡大を語っていこうかと思います。
まずエラーとは、処理中に異常が発生したりすることでその処理が止まったりすることを表します。異常が発生するという基準は処理の中身によって変わりますが、そのエラーによってプログラムに悪影響を与えることもあったりします。
三浦大知さんのERRORも同じように、楽曲というプログラムを実行している中で異常が発生し、場面が異常的に切り替わっているようにも取れます。ですが、その異常的な切り替わりの中にピザ(!?)や海、ビー玉、笑顔などポジティブな印象を与えるものがあります。確かに実際コンピューターウィルスに侵されたPCの画面が全部怖い映像に切り替わることはないです。あえてばかげたような画像を連続的に出したりもします。ですが、三浦大知さんのERRORとコンピューターウィルスのような、馬鹿にしたようなポジティブ画像は全く違う意味を持っていると思います。
三浦大知さんのERRORの歌詞を見ると、「君を知ってしまった」「君の隣で」という言葉があるように、エラーの起点は「君」にあります。つまり「君」との出会いによって楽曲の主人公がエラーを起こしていることになります。
では、エラーの発端である「君」は主人公にとってどのような立場なのでしょうか?
-ERRORの解釈「恋」
まず一つ考えられるのが君とは恋の相手ということです。君を知ったことで何か懐かしさを覚えながらも新鮮さを感じる。その矛盾が主人公の思考を破壊し、自身の思い出がフラッシュバックしながらも新しい何かが介入し、カオスを生み出している。
つまりこれは「君」を知ることでさらに狂気的に「君」を求め始め思考が崩壊していく様を表しているのではないか?とも取れます。
恋と解釈するとしたら、主人公にとって「君」という存在は本当に特別なものなのでしょう。懐かしさを感じるのは幼馴染だから?それとも感覚的な、波長が合う、価値観が合うということなのでしょうか?
でも実際、恋に落ちた直後って頭の中でいろいろ考えて思考がこんがらがるものだと思います。もし過去に君がいたら、将来君とどんなことがしたいか、どうやって振り向かせるか・・・最終的にそれが整理できなくなり、家に帰ってのたうち回っちゃうということも無くないかと思います。これが恋愛ソングでありがちな「君の姿が頭から離れない」ってやつですね。
確かに、これまでの人生で当たり前のように過ごしていた生活の中にそこまで執着してしまうような好きな相手が出来てしまえば、自分自身の思考はエラーを起こすものです。
-ERRORの解釈「改心」
もう一つ、これも有力な説かなと思います。
現代、アニメやドラマ、漫画などで数々の創作が生み出された中で、それぞれ独特の展開も同じく生み出されています。全部が全部同じパターンだったら作品という文化は栄えることはないのですから。
ですがその中で展開にも流行りというものがあります。特に長編作品になると人気で読者・視聴者の心をつかむ展開があると思います。それが、かつての悪役が改心して味方サイドにつくことです。
有名どころで言えば、ドラゴンボールがそうだと思います。ピッコロやベジータ、魔人ブウなどそれぞれ各編のメインヴィランを務めるような大悪役も、後々主人公である孫悟空側に立って一緒に戦ってくれています。そしてついに「ドラゴンボール超」では同作の超有名悪役であるフリーザと悟空が手を組んで強大な敵と戦います。
悪役と主人公の共闘はだれもが熱くなる展開だと思います。
でも、普通それはあり得ないことじゃないですか?悪役は悪役なりに自分の信念があって主人公と敵対する位置に立ちます。(キャラクターにもよりますが)
その信念を捻じ曲げてまで主人公サイドに立つにはそれなりのきっかけが必要です。
そんな悪役が改心するきっかけとして特によくあるパターンが、物語の味方側の呼びかけです。
味方側の優しい声掛けによって悪役は一度呆気にとられ、その場では一度身を引くというパターンはよくあります。
そしてシーズン最終話や次シーズンではその悪役がこちら側につくというパターンもよくあります。
つまり、悪役は自分なりの信念を掲げていたが、主人公たちと言葉と心を通わすことで新しい価値観を知ってしまい、自分の考え方がぶれ始めます。それはつまり、悪役の頭の中でエラーが発生しているということです。
ここでは悪役というひとくくりで語っていますが、日常生活の中でも、自分では当たり前と考えていたことが、他人と触れ合うことで「これって当たり前じゃないんだ」と知ったことで、ライフスタイルがガラッと変わることもあると思います。
つまりエラーとは「成長の機会」とも取れるのです。そして三浦大知さんのERRORで登場する「君」とは、生活の価値観を変える「成長の指標」を具現化した存在という説があげられます。
-まとめ
ここまでの長文、見ていただきありがとうございました。
今回のテーマは「三浦大知さんの『ERROR』による、解釈の拡大」でしたが、結論としてはERRORが表現していることは以下2点の説があげられるということでした。
・恋に落ちることで思考が一度崩壊し、さらに執着してしまうさま
・まったく違う価値観を知ることで、成長の機会を得るさま
つたない文章で情報不足だったり伝わりづらい部分もあるかと思いますが、私なりに何とか考えをアウトプットしてみました。
ぜひ皆さんも、三浦大知さんに限らず、数々のアーティストが配信している楽曲を自分なりに分解・分析してみてはいかがでしょうか。
以上、タノカイでした!
ありがとうございました!
