『T先生』
夫や周りの人は
憧れ?崇拝?!と尊敬を込めて
そのひとを呼ぶ
付き合い初めてすぐ、主人や仲間で
初日の出を見に行ったことがあった。
待ち合わせ場所について、まだ少し
心細かった私は、主人の姿を見つけて
近づいて行った
数人の会話している人たちの
中心にそのひとがいた。
華やかなひと……
それが第一印象だったのをよく覚えている。
長い髪をふわふわに巻いて、
目鼻立ちがはっきりして
化粧が映える大人の女のひと。
ものの言い方はさばさばしていて
笑いかたに色気があって……
とにかく私とは全く違う世界のひと。
一輪だけ咲いていても絵になる花のような
ひと。
そこに急遽参加することになった
夫の横で笑うそのひとに、
はじめまして。cocoingです。
よろしくお願いします。
そう私が挨拶をすると、そのひとは
私に一瞥をくれ
どうも……
と言って、まるで何も見なかったかのように
会話の中心に戻っていった。
そろそろ出発というとき、
周りの人たちはそれぞれの車へ。
私は主人の車に乗せてもらおうと、
主人の後ろをついて行った。
『夫(あだなで呼び捨て)!!!』
私を追い越したそのひとは
主人の車の助手席のドアに手をかけて
自然に乗り込んだ
私はとても驚いて主人を見た。
すると主人はちょっと驚いて、
でもちょっと笑って
ごめん、後ろでもいい??
そう言って
運転席側のシートを倒して私を乗せた。
私のとなりにいた知人も私に続いて
主人の車の後ろに乗った。
出発してからのことはあまり覚えていない。
前に座る2人が盛り上がってする会話に
知人が混ざり、
知人がたまに私を気遣って話す、そんな
感じだったと思う。
付き合いが長い人たちの会話に
到底ついていくことができず、
でも、感じ悪くしたくなくて……
愛想笑いばかりしていた記憶。
主人のそのひとに向けられた
なんとも言えない表情や
笑顔を後ろの座席から見ながら
ただただ帰りたかった。
主人にとって そのひとは
やっぱり特別なひとなんだ。
じゃ、なんで私と付き合いたいと
何度もいってきたんだろう。
いきがぴったりの2人の様子を
見ながら頭の遠くで考えていた。
夫や周りの人は
憧れ?崇拝?!と尊敬を込めて
そのひとを呼ぶ
付き合い初めてすぐ、主人や仲間で
初日の出を見に行ったことがあった。
待ち合わせ場所について、まだ少し
心細かった私は、主人の姿を見つけて
近づいて行った
数人の会話している人たちの
中心にそのひとがいた。
華やかなひと……
それが第一印象だったのをよく覚えている。
長い髪をふわふわに巻いて、
目鼻立ちがはっきりして
化粧が映える大人の女のひと。
ものの言い方はさばさばしていて
笑いかたに色気があって……
とにかく私とは全く違う世界のひと。
一輪だけ咲いていても絵になる花のような
ひと。
そこに急遽参加することになった
夫の横で笑うそのひとに、
はじめまして。cocoingです。
よろしくお願いします。
そう私が挨拶をすると、そのひとは
私に一瞥をくれ
どうも……
と言って、まるで何も見なかったかのように
会話の中心に戻っていった。
そろそろ出発というとき、
周りの人たちはそれぞれの車へ。
私は主人の車に乗せてもらおうと、
主人の後ろをついて行った。
『夫(あだなで呼び捨て)!!!』
私を追い越したそのひとは
主人の車の助手席のドアに手をかけて
自然に乗り込んだ
私はとても驚いて主人を見た。
すると主人はちょっと驚いて、
でもちょっと笑って
ごめん、後ろでもいい??
そう言って
運転席側のシートを倒して私を乗せた。
私のとなりにいた知人も私に続いて
主人の車の後ろに乗った。
出発してからのことはあまり覚えていない。
前に座る2人が盛り上がってする会話に
知人が混ざり、
知人がたまに私を気遣って話す、そんな
感じだったと思う。
付き合いが長い人たちの会話に
到底ついていくことができず、
でも、感じ悪くしたくなくて……
愛想笑いばかりしていた記憶。
主人のそのひとに向けられた
なんとも言えない表情や
笑顔を後ろの座席から見ながら
ただただ帰りたかった。
主人にとって そのひとは
やっぱり特別なひとなんだ。
じゃ、なんで私と付き合いたいと
何度もいってきたんだろう。
いきがぴったりの2人の様子を
見ながら頭の遠くで考えていた。