初めての方は、はじめまして。

前回と同じ40枚で、また同じcsで優勝してきました。今回は前回と違い、プレイングがかなり定まって来たので、前回程引きに依存して勝ったわけでは無く、少し自信がつきました。

前回の記事で、「カードプールの増加により構築が変わるため一旦まとめます」と書きましたが、結局40枚同じものをcsに持ち込みました。


赤白轟轟轟ブランドというデッキについて

リリアングの不採用について

1番初めにリリアングを採用しなかった大きな理由を3つ程書いておきます。
1.調整が間に合っていない。
2.リリアングが最適解かどうか。
3.今の構築でのプレイに自信があった。

まずは、前回の記事での「構築が変わるので」の、意図を説明します。
「ナゾの光リリアングの発売により、速度を落とさずにデッキパワーの底上げが可能」
といった考えから、構築が変わると考えておりました。実際に現環境には1コストを数枚切ってリリアングを採る構築が見え始めています。

自分も、リリアングが赤白に入る事については他の人と同等か、それ以上の早さで気がついて居ました。リリアングの情報が出た翌日には調整仲間とのプロキシ(代用)を用いた検討により超次元8枠中7枠が固定され、枠の確保と強さを確認していました。

今でもリリアングとサプライズホール入りのリストは強いと思いますし、TLでもわりと納得のいくリストをちらほら見かけます。

しかし、それが最適解かどうか、という話になります。自分が考えていたリリアング入りのリストや、他の方のリリアング入りのリストはほぼ全員、白の1コストを数本切っています。

理由は簡単で、「手札を吐き切る速度が白の1と同じ(フォースやサプライズを使う前提)でかつデッキパワーが上がるため」です。

しかし、この白の1を切ることはメリットだけでは無いので、最適解かと言われると微妙だと思います。

まず、対面によっては1コストの有無で3キルプランが取れるかどうかが変わります。轟轟轟ブランドを用いた3キルプランは多いため割愛しますが、轟轟轟ブランドを用いない場合、

1コスト→フォースオーリー+2コスト
次のターンの上から引いた生き物
これで3キル
1コスト→オーリー置き→G突ソニック
これでも3キルが取れます。

また、前の記事に書いたドルマゲドンへの必勝パターンにも1コストの有無は大きく関わってきます。

また、リリアングの場合はどうしてもフォースやサプライズが無いと手札を吐ききれない事があり、コンボ要素が強いのかな、と思います。




ミサイルJ-飛の不採用について

これに関してはいろんな方とお話をしましたが、結局このデッキをどういったデッキと考えるかが根底にあるのかなと思います。

J飛を採用しているある方は、

「このデッキは上から引いたカードで戦うデッキ」

と仰っていました。
自分は全く違う考えだったので、「そもそもデッキコンセプトが違うなら採用されるカードも違うか。」と妙に納得してしまいました。

自分はこのデッキを

「初手とドローしたカードから作れる最善の盤面を作り、上から引いたカードを援軍として場に送り出す」

といった考え方で、あくまでトップは援軍であり、盤面で戦う。そういった考え方です。

たしかに、上からSAや轟轟轟ブランドを引いた時に試合が楽になる事はあります。カードゲームですから当たり前の事です。

また、「J飛を盤面に置いて強い時」が、「詰めの1点を増やす時」「上からSAが欲しい時」ぐらいしか無く、2t目に盤面に置いて1番弱いと思うからです。

例を挙げると、フォースから2t目にj飛と何かを出すとします。

オーリー→元々その時点でj飛がSAのため×
サグラダ→サグラダが殴る前にj飛で殴るため×
ミクセル→ミクセルが機能する間に殴れるため△

このように同時に出して強いクリーチャーがほとんど無いです。一方オーリーやG突の場合は、一緒に出す2コストの強さを最大限に発揮します。

さらに、j飛が2t目に殴る場合、相手の手札を増やして次の選択肢を広げてしまいます。

自分はミサイルJ飛が入っていた枠をブレイズクローとハエタタキに変えています。ハンドの吐き易さとメタクリーチャーの除去に宛てています。

それでもJ飛を採りたい場合は、上記の枠から2枚程度なら入れても良いでしょう。ハエタタキは少なからず手札に来ちゃいけないタイミングがあるのでその枠にでも。

実際この手のデッキは引きが強ければ勝てます。自分も絶対裏では引きが強いだけと言われていると思います。ただこれだけは確実に言えるのが、「ミサイルJ飛は固定枠ではなく、あくまで選択肢のひとつ」



おまけ
同日に秋葉原で全く同じリストを使った方が優勝されたみたいです。一応顔見知りなので聞いてみたところ、「優勝構築をそのまま使った」と仰ってました。リストが強かった事を証明してくれたのと同時に複雑な気持ちです。