人生大抵塞翁が馬 -28ページ目
県外異動の若手君は、今日が最後の出勤日だった。
いつも正規職員さんより早く帰っているが
今日に限って残業する羽目になってしまい
正規職員さんの終業時間と重なった。
定時に帰るので
と、若手君が最寄りの駅まで送ってくれた。
この2年、若手君の運転であちらこちらの
現場へ行った。
これが最後のドライブになるんだなぁ
なんて思っていたら、若手君も同じ事を
考えていたらしく、駅の近くの駐車スペースの
端しっこに車を止めて暫く思い出話と
これからの事を話した。
別れがたい程に、親しく働けた事
感謝しかない。
退職者と他の学校へ異動される方々の
離任式が今年も会場を借りて催された。
一年目の時は退職される部長さんが
講義を行われた。
二年目は、大きな花束が用意され
静かではあったが華やかな式だった。
三年目の今年は、残られる課長さんの音頭で
少し離れてマスクをしたまま出席者全員で
海援隊の「贈る言葉」を歌った。
毎年、暖かな気持ちで感謝の気持ちを
伝えあう式だと思っていたが
今年の式は企画力が素晴らしくて
とても楽しかった。
相方さんへの感謝の気持ちを込めて
同じ課の女性だけでランチ会を催した。
学校の中のレストランは
同じ様なグループがいくつかあって
割りと賑わっていた。
普段は皆ばらばらに食事をしているので
新鮮な顔ぶれだったが
楽しい時間だった。

