名優がまた一人旅立って行かれた。


俳優際と言えば左團次さんが楽しみだった。

よく通る声で場を明るく

盛り上げて下さった。


渋いお芝居も柔らかなお芝居も

自由自在。

歌舞伎の面白さを教えていただいた。


ゆっくりとお休みいただきたい。

コロナ禍で長らく中止になっていた

お宮さんの大祭が行われ

舞を奉納させていただいた。


久し振りに巫装束に袖を通し

檜扇を持った。


踊りながら神殿の奥の鏡に

自分の姿が映っているのが見えた時

すっと何か心の中に入ってきた様な

感じを覚えた。




Eテレの古典芸能の番組が

春からリニューアルされて

大久保佳代子さんが尾上流のお家元様について

長唄の「藤娘」をお稽古されて

番組内で披露される段取りらしい。


「藤娘」を踊らせていただいたのは

入門から3か月半くらいだったので

大久保さんの一挙手一投足が

我が事のように思えて仕方ない。


初心に戻ると言うのは

恥ずかしいやら清々しいやら

何とも面白い気分だ。