詩 『な訳でしてラブソング』
日々感じる鬱蒼はつのるばかりで
日々ワイてくる災難は積もるばかりで
誰だって 濁った色をした目玉焼きなど食べやしない訳で
そんな時 心をふとよぎる「目は心の窓」という言葉がある訳でして
そんな僕は時折 自分のその目玉とやらが他人からいかに見えているのかが
やけに不安になって知りたくなる訳でして…
つまずいて振り返れば 世間は見たくもない
腐敗した残骸が無数に散乱している訳でして
そこから目から入る隙間風は
当然の如く 最後は心へと吹きつける訳でして…
そんな僕は また心に重ね着し
照りつける真夏の日に厚着した僕は
当然の如く 世間様から笑い者にされる訳でして
そんな僕は毎日 涙を隠すピエロのメイクのように
愉快で物悲しい くだらない馬鹿を繰り返して生きている訳なのです…。