狂言廻し -762ページ目
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詩 『な訳でしてラブソング』



日々感じる鬱蒼はつのるばかりで


日々ワイてくる災難は積もるばかりで



誰だって 濁った色をした目玉焼きなど食べやしない訳で


そんな時 心をふとよぎる「目は心の窓」という言葉がある訳でして


そんな僕は時折 自分のその目玉とやらが他人からいかに見えているのかが


やけに不安になって知りたくなる訳でして…



つまずいて振り返れば 世間は見たくもない


腐敗した残骸が無数に散乱している訳でして


そこから目から入る隙間風は


当然の如く 最後は心へと吹きつける訳でして…



そんな僕は また心に重ね着し


照りつける真夏の日に厚着した僕は


当然の如く 世間様から笑い者にされる訳でして



そんな僕は毎日 涙を隠すピエロのメイクのように


愉快で物悲しい くだらない馬鹿を繰り返して生きている訳なのです…。

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