人は、自分に有り余っているものなら、余裕で他人にあげることができます。
ということは、他人に優しくしてあげようと思ったら、
自分の中に優しさが
あふれていないといけない
わけです。
だからまず最初に、自分に優しくして、自分の中に優しさをあふれさせましょう。
でも、どうやって自分の中に優しさをあふれさすんだ?
と、ここまでが昨日までのお話しでした。
というわけで今日は、自分の中に優しさをあふれ出す方法、というテーマでお話しします。
人は自分が幸せになりたかったら、先に他人を幸せにしなければなりません。
自分の出したものは、すべて自分に返ってくる世界ですからね。
でも他人を幸せにするには、自分の中に幸せがあふれていないといけない。
自分の中にあふれ出たものでないと、他人に渡すことができないからです。
つまり、
自分の幸せが先=ニワトリが先か?
他人の幸せが先=タマゴが先か?
みたいな話になっているわけです。
この世は、そういうあべこべの世界になっています。
だからこの世は、なぞ解きで楽しめる「トリックワールド」なんです。
でもまあ、いろいろとやかく考えてみたところで、結局は、
自分で自分の中に幸せを
あふれさせた方がよさそーだ
というのは、どうもまちがいないようです。
「滝に打たれるとか、そーいうキツイのはいやだぞ!」
いやいや、そんなんじゃありません。
もっとラクして、簡単にできる方法があります。
「クラドニ図形」という言葉をご存じでしょうか?
ドイツの物理学者、エルンスト・クラドニさんの名前をとって、クラドニ図形と名付けられました。
クラドニ図形とは金属板の上に砂を置いて、特定の周波数の音を流すと、砂が音の振動で動いて、きれいで不思議な幾何学模様ができあがるのです。
だいたい周波数の高い音のほうが、複雑な模様となります。
「で、それがどーした?」
だーかーらー、音には不思議な力があるって言いたいの!
音は、目に見えないでしょ。
でもこうやって砂を動かすと、不思議な模様になる。
ページ上部の写真が、クラドニ図形です。
まるで、神さまが音に指紋を残してったような感じでしょ。
こーいうところに、神秘とかロマンとかを感じてほしいわけです。
「すごい不思議だとは思うけど、それが何の役に立つ?」
人間は、自分の意志で様々な言葉を発することができるでしょ。
ということは、
自分の意志で声を出すだけで、
砂や小さな物体に影響を与えることができる
んです。
すごいでしょ。
人間には高い知能と、他の動物より圧倒的に優れた声帯があるから、いろんな音が出せるんです。
「砂粒を動かす程度の力で、いったい何の役に立つの?」
あのね、人間の体は成人で65%ぐらいが水分なの。
子供とか赤ちゃんだと、体の70%以上が水分です。
砂粒が動かせるなら
細胞膜の中にある水くらい、
動かせるでしょーが。
人間の体は細胞膜で覆われた細胞1つ1つが、37兆個(数については60兆個とか諸説あり)ぐらいくっついてできています。
だから、人間は音の影響をものすごく受ける生物なんです。
人間の感情、意志、思考は、すべて「脳」が支配しています。
そして脳は、脳細胞が連なってできていて、細胞には大量の水を含んでいます。
だから、
脳が音とか言葉の影響を受けると、
それが感情、意志、思考に直撃して、
人生に強い影響を与える
ことになるんです。
あと、この世には「目に見えない微生物」が大量に存在しています。
そういう微生物も、小さいからこそ、音の影響を強く受けるんです。
お釈迦様が、般若心経というものを残しました。
そして般若心経は、サンスクリット語で発音すると、キレイな音色のように聞こえます。
お坊さんが読み上げるお経というのは、リズムがあってメロディのように聞こえます。
あれは、
科学のない時代でも、
音が脳や微生物に与える
影響を経験則から知っていた
からなんですよ。
だから、あーいうリズミカルな調子になっているんです。
西洋だと「呪文」とかになるんですけど、あれも音そのものに価値があるんです。
言葉で発する音が、脳や細胞や微生物に、大きな影響を与えるんです。
親鸞聖人が、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)さえ唱えれば、誰でも極楽浄土に行けると説きました。
これは、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と発音することで、脳や細胞や微生物に良い影響を与えることを、親鸞聖人は知っていたんです。
言葉の意味よりも、発音の方が大事だったんです。
他にも念仏や呪文で奇跡を起こそうとした人たちは、音が絶大な影響を与えることを、みんな知ってたんですよ。
話がちょっと遠くに来てしまったんですけど、自分の中に優しさをあふれさせるには、
独り言でもいいから、
良い言葉を唱える
んです。
なにかにつけて、良い言葉を声に出して発していればいいんです。
本心で思う必要もないし、心を込める必要もなく、良い言葉を発していればいいんです。
もちろんね、本心で思って心を込めた方がいいんですけど、思ってなくても良い言葉を言って、ってことが言いたいんです。
それだけで、脳や細胞や微生物が影響を受けて、必ず運が良くなっていくから。
「具体的に、何を言えばいいんだ?」
否定の反対語なら、すべてOKです。
雨が降っていやだな~→×
雨が降ってうれしい~→◎
雨が降るとどーしてうれしいかは、自分で考えてください。
これで水不足の心配はないなとか、野菜がいっぱい育つなとか、なんでもいいです。
とにかく、思ってなくてもいいから、肯定的な発言をしまくればいいんです。
今の日本語で、もっとも効果的な発音は、
ありがとう
です。
この発音なら、日常会話でも違和感ないでしょ。
南無阿弥陀仏でも魔訶般若波羅蜜多心経でもいいんだけど、日常会話では使いにくいですから。
結論だけみると、すごく簡単な話なんです。
で、あまりに簡単すぎるから、信じなくて誰もやりません。
だからわざわざ遠回しに、グラドニ図形から話をしたわけです。
神さまは、人が幸せになるための武器をすべて授けてくれて、私たちをこの世に送り出してくれました。
難しいことをしないと幸せになれないんじゃ、トリックワールドじゃないわけです。
トリックってくらいだから、えっ?こんな簡単なことでいいの・・・、ってことがトリックの答えなんですよ。
明日はソウルメイトとか、あの世での魂の話を・・・、と思ったんですけど、他の頼まれ事が多くなってきましたので、しばらく休止します。
この手の話は、永遠にネタがつきないぐらい続きますので、またいつか再開するかもしれません。
短い間でしたが、これまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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