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クラウドのぐだぐだ部屋

このブログはタイトル通りぐだぐだやってま~す(笑)

今回紹介するのは!

変人偏屈列伝

ジョジョの奇妙な冒険」の作者荒木飛呂彦先生と、当時荒木さんアシスタントを務めていた鬼窪浩久さんで制作されました
荒木さんが自身のマンガに込めるテーマ「人間賛歌」を描く一環として執筆された事が前書きで触れられている
世界に実在した、数奇な人物達の生涯を描いた作品です


この作品に登場する変人偏屈達には選ばれた基準があります

(1)変人偏屈な人は、その行為が人々に「希望」と「安心」を与える魅力が無くてはならない(例えば犯罪者はダメである)

(2)変人偏屈な人は、その行為を一生やり続けていなくてはならない(一時の目立とう精神や、人生の途中でやめた人は本物ではないニセ奇人なので、尊敬に値しない)
つまり彼(彼女)たちは自然体なのだ

(3)変人偏屈な人は、敵に勝利している(勝利にはいろいろな解釈があるけれど、とにかく敵に勝っていること)



~メジャー史上最も忌み嫌われた、生涯打率最高記録保持者~
タイ・カッブ
20世紀に存在した伝説のメジャーリーガー
かつて現役時代にメジャーリーグに幾つもの大記録を打ち立て、また現代の野球における戦術の基盤フックスライディング、ヘッドが太く作られたバットや野球選手の契約の基本を作った事でも知られている
しかし、徹底した負けず嫌いや自分以外の人間を悉く嫌う性分から相手チームや野球関係者はおろか、チーム内や親縁者にも嫌われたり敵が多かったなど、人間的に最も忌み嫌われた人物でもあった

オレは何者だろうとオレに対しナメた事を言ったヤツはブチのめすぜェー!
それがオレの平等だああーーーッ!!









~自称『虚業家』世間を手玉に取った稀代の興行師~
康芳夫
60~70年代を過ごした方ならば今も記憶に新しいと思われる「ボリショイ・サーカス」をはじめ、「ネッシー探検隊」や「ベンガル虎VS空手家」、「人喰い大統領アミンVSアントニオ猪木」や「オリバー君」等、数々の奇想天外な企画を手掛け日本中を熱狂させた伝説の興行師(プロデューサー)

本人は実業家という言葉に対比して『虚業家』を自称している

本書が発売された2004年そして2014年現在、ここで取り扱っている人物の中で唯一存命中の人物でもある
そのため、本書を執筆するにあたり荒木さんや編集者が康の元を直接取材に訪れたのだが、康は企画の趣旨を聞くと「ああ、好きに書いてもらって構いませんよチェックも必要ありません」とあっさり返したという

不思議だ
ウソっぱちを見る彼らの目は真実だ!

目の中の集中力は本物だッ!!






~チフス菌と生涯を共にした、悲運の賄い婦~
メアリー・マロン
19世紀から20世紀にかけて実在した、究極の選択

当時アメリカで流行していた疫病「腸チフス」の菌を体内に保有しながら感染しないという謎の体質を持ち「腸チフスのメアリー」と呼ばれた
彼女が賄い婦として点々としていた家の人々を次々に腸チフスに感染させたが、本人は自分は健康だと頑なに信じ、手術を拒否し続けながらアメリカ中を転々とし続け、やがてそれはアメリカ各州の法律すら動かし、ひいてはアメリカ全土巻き込む騒動・論争となった

もし人を裁いても良いという許可を与えられたなら
あなたならこれから登場するメアリー・マロンをどう裁きますか?

当然の有罪ですか?
それとも自由を与えますか?

1番手前の人物が当時のメアリー・マロン





~己の心を映すような巨大迷宮を生涯造り続けた未亡人~
サラ・パーディ・ウィンチェスター
幽霊屋敷と名高い「ウィンチェスター・ミステリーハウス」を40年近くにわたり建造し続けた女性

サラは22歳の時にウィリアム・W・ウィンチェスターと結婚し、娘も生まれた
ウィリアムは南北戦争で北部を勝利に導いたウィンチェスターライフルの製作者であった
ある時、最愛の娘と夫が急死する
家族を次々に失った事で深い悲しみに暮れた彼女はとある霊媒師の言葉を受けた
「これはウィンチェスター家が作った呪い!悪霊となった魂の恨みのせいだ!」と

そしてこう忠告した
「西の果ての地に美しい家を建てなさい。そして完成させる事なく昼も夜も作り続けなさい」
「ヤツらは入口から入って来るがそれは防げない!ヤツらが来ても迷うような家を建築するのです!」

この事をきっかけに、手にした遺産を惜しみなく投入し24時間365日休む事無く豪邸の建築を進めていくのだった・・・

こ・・・これは現実なの・・・?
それとも あたしの幻想・・・?




~トラップを張り巡らせた邸宅に生涯引き篭った兄弟~
コリヤー兄弟
現代における「ひきこもり」の先駆者。本書で扱う人物達で唯一「何もしなかった」奇人
20世紀初頭に裕福な家に生まれたが、両親の離別(離婚・死別)を機に屋敷の中に引き篭ったまま、死ぬまで外の世界との関わりを一切断って過ごしていた
驚くことに水道や電気まで一切断っていたのだ

ある時泥棒兄弟が屋敷に忍び込んだが家中に泥棒撃退用のトラップが張り巡らされていて・・・



確信したぜ
絶対にこいつら財産を隠し持ってるッ!
銀行にも預けないで仙人暮らしをしてな!

コリヤー邸は宝の山だッ!!


コリヤー兄弟の屋敷には何と120トン以上のガラクタでバリケードやトラップが仕掛けられていました
自分達の世界には誰の侵入も許さないという意思が示されていたのです




~エジソンを凌駕しながら、歴史の表舞台に立てなかった天才発明家~
ニコラ・テスラ
19~20世紀にかけて存在した、「電気の魔術師」「発明の天才」の異名でも知られる発明家
現代の電気を使った生活も、その基盤はテスラが作り上げたものであり電気工学の分野にてその名前を聞く機会も少なからずあるものと思われる
当時「直流」の電気システムを推進していたエジソンに対し、「交流」の電気を発明しやがてエジソンと対立した


テスラの才能はエジソンが嫉妬すら覚えたとされ、彼の脳内に存在した発明理論は現代の科学技術でも解明できない部分もあると言われている程である
一方、「球形のスベスベしたもの(ビリヤードのボール、卵、真珠など)を異常なまでに嫌った」「離れた場所の時計の音を恐れた」「細菌を恐れ、人とは絶対に握手しなかった」など、人間的に偏屈な部分も多かったという


上の画像はテスラコイルと呼ばれる物で、テスラはテスラコイルを用いて無線送電、無線通信、無線での写真送信など様々な事を試みました


一方エジソンはテスラが交流電源を開発すると、人々に交流は危険だと言い回りました
実は処刑法である電気イスを実用化したのはエジソンなのです
エジソンの目的はもうお分かりでしょう



殴られたってやめないぞエジソン!








さて、今回ご紹介しました変人偏屈列伝ですが、世界の実在した変わった偉人が登場します
知っている偉人でも新たな一面を知ることができるかもしれません

ぜひ読んでみてくださいね~♪