久しぶりの投稿がこれで申し訳ありませんが!(^^;)
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空調設備に関わる人間にとってはシーズン真っ盛りの今日この頃。
先日は徳島県に吸収式冷温水機の保守点検にお伺いしました。
もう何年もお付き合いのあるお客様と言う事もあり滞りなく点検も終わり比較的早い時間に仕事が終わったので淡路島にある好きな神社に参拝して帰りました。
淡路島は古事記によると国産みによりこの世界で最初に生まれた島、そしてその国産みをされた神様、伊弉諾尊と伊邪那美命が祀られている伊弉諾神宮に参拝しました。
良い雰囲気の素晴らしい神社なので是非一度参拝してみてください。
[再生器(発生器)]
吸収式冷温水機についてよく聞く疑問は「火を焚いてなぜ冷えるの?」というものです。
考えればもっともな疑問です!
再生器で150℃と言う高温になるまで火を焚いているのになぜ7℃と言う低温の冷水が作れるのか?
疑問に思うのも無理もありません。
しかし蒸発器のしくみについて書いた通り冷水を作る仕組みに関しては特に珍しいことは何もありませんがこれを維持する仕組みに関して再生器が大きな役割を果たします。
前回吸収液の吸収能力は吸収液の濃度が高いほど、温度が低いほど大きくなると書きましたがこの高い濃度の吸収液を作るのが再生器の役割です。
要するに再生器は吸収液を煮詰めて[濃縮]をしているのです。
したがって再生器は[濃縮]が出来ればどんな熱源を使っても良いしどんな方法を使っても良いということになります。
ですから吸収式にはガス焚き・油焚き・蒸気焚き(蒸気式)など熱源の違う機械がありますし、商品化はされていないかもしれませんが濾過方式なんかも作られています。
話を元に戻して、蒸発器からの冷媒蒸気を吸収して蒸発器の圧力を一定に保つのが吸収器の大きな役割ですが、その役割を果たすには吸収液の濃度が高い事(再生器で濃縮)と吸収液の温度が出来るだけ低い事が必要ですがこの吸収液の温度を下げるのが[冷却水]の役割になります。
しかし吸収式冷温水機において[冷却水]の役割はまだ他にも有ります。
次回は冷却水の他の役割について書いていきます。
今回はチョット仕事から離れて我が家の居候について(*^_^*)
今から10日ほど前のこと!
庭の花に水をやろうと家の裏の水道に行くと
こんなやつが壁にくっついていた!
調べてみると
どうやらアゲハチョウの幼虫にそっくりである・・・
が、見ていてもピクリとも動かないし
よく見ると壁に糸でくっついている
これはどうやら蛹になろうとしているらしい
それにしてもこんな家の壁で蛹にならなくても
・・・と思っていたが
翌日見るともう一匹増えていた(汗
ここはそんなに居心地が良いのかな?
なんて思っていたら数日のうちに
なんと、全部で7匹!
家の壁や倉庫の壁、ブロック・・・
物好きなのはバケツの取っ手にまで
ここは彼等にとってそんなに居心地が良いのか?
不思議!
さらに調べてみると10日くらいから羽化するらしいので
ここのところ毎日朝起きるととりあえず彼等をチェックするのが日課になった。
7匹もいればチャンスはあるかも知れない!(^o^)
また、後日談をアップします。
今回はこの機械の名前の由来となった[吸収器]について!
吸収式冷温水機における冷媒が水で、この水が沸騰蒸発することで冷水を冷やすことが出来ると言うことが吸収式と言う名前の由来に関係があります。
吸収式冷温水機が冷水を作り続けるには真空状態が保たれている事が絶対条件ですので沸騰蒸発した水蒸気を取り除く必要があります。
この水蒸気を取り除く手段が吸収と言う方法です。
いわゆる吸収液で水蒸気を吸収する事で真空状態を保っています。
この吸収液は一般的に臭化リチウム(リチウムの臭化物)と言う鉱物を水に溶かした水溶液を使用しており、臭化リチウムは塩(塩化ナトリウム)の高い吸湿性と言う性質をより強力にしたような性質を持ち、冷媒蒸気を吸収する能力が高く比較的安全なものなのでこの方式のほとんどの機器に使用されています。
余談ですが冷媒にアンモニア、吸収液に水を使用した冷蔵庫なんかも有ります。また、吸収式の仕組みが開発された当初はアンモニアと水を使ったものでした。
そして蒸発器の中で冷水をつくる為に熱を奪って蒸発した冷媒(純水)を[蒸発器]のとなりにある[吸収器]で吸収液(臭化リチウム水溶液)が吸収する事で蒸発器の真空度が保たれます。
この[蒸発器]と[吸収器]仕組みのおかげで冷水を作り続けることができるのです。
そしてこの仕組みが「吸収式」の名前の由来になっています。
またこの[吸収器]で冷媒蒸気を吸収液が吸収する能力は吸収液の濃度が高いほど、温度が低いほど吸収能力は大きくなります。
ここで初めて[再生器(発生器)]の登場となります。
次回は一番分かってもらえていないかも知れないなぜ[再生器(発生器)]で火を焚くのかについて・・・
長年、吸収式冷温水機のメンテナンスに関わってきて思うのはその仕組みをちゃんと理解している人はそんなに多くないかも知れないと言う事です。
一般的に・・・と言っても多少なりとも空調設備に関わった人でないと「冷温水発生機」と言ってもなんのことか分からないと思いますが空調設備の業界で「冷温水発生機」と言えば吸収式と呼ばれる方式の熱源機を表します。
そもそも吸収式という名前はその仕組みに由来しています。
しかし、この名前がかえって原理を分かりにくくしているのかも知れません。
「吸収」って!いったい何を吸収するの? と思うかも知れませんが、この機械の原理のポイントはなんと言ってもやはり冷える仕組みですが、ここに関しては一般的なエアコンの原理と実は変わりません。
いわゆる冷媒が蒸発する時に気化熱を水や空気から奪うことで水や空気の温度を下げます。
一般的なエアコンがいわゆる冷媒ガスを圧縮、冷却して液化したものが蒸発膨張する事で空気から気化熱を奪い冷やすのに対して吸収式では冷媒に水(純水)を使います。
機器内部を真空にする事で通常大気中では100℃で沸騰蒸発する水が約5℃で沸騰蒸発するので、これを利用する事で7℃冷水を作ることができます。
次回に続く・・・