前回のポストでは先週の雇用統計の堅調な結果はソフトランディングへの道というよりはむしろインフレ再燃への逆戻りになるだろうと考察したんだけどマーケットも時間差でその認識となりつつあるように思える というのも雇用統計の直後こそ米国株・日本株共にソフトランディング期待の高まりでそれなりに上昇していたんだけど昨夜の米国市場あたりから米国10年債金利が4.0%を超えてきており、明日には米国10年債の入札が控えており需給的にもう1段の金利上昇も視野に入れておく必要が有り、さすがに短期でここまで長期金利が上昇してしまうと株式マーケットとしては一旦はリスクオフとならざるを得ないんよな また、先程発表された先週金曜日引け時点での日経平均の信用倍率を見てみるとショートカバーが進んで売り残が激減した一方で買い残はそれなりに増加して信用倍率は6.88倍まで上昇しており、需給的には割りと危険水域まで来ているという印象で、このような状況ではリスク要因に対して株価は脆弱になる傾向があり、現在は上記の米国のインフレ再燃懸念に加えて中東のイスラエルのイランに対する報復、発足直後にも関わらず51.6%という低支持率だった上に旧石破派の収支報告書記載ミスが発覚して衆議院解散総選挙への不安が高まる石破政権など見えるリスク要因だけでも無数に確認できる状況なのでやはり日経平均が上昇した日に我慢できずに上値を買うようなトレードは控えるべきタイミングだとは思う とはいえ、日経平均がガッツリ下げてきた時にその下値を拾うのは有りだとは思うので今は来るべき下げに備えて忍耐強さが試される時合いだと見てる