・ようやく【リスティーゴ】の投与が始まりました。

・肝炎の抗体を持っていたら慎重投与になるので、投与前に採血→検査をして問題ナシ。

AchR抗体陽性の患者が使用出来るソリリス・ジルビスク等と違い、リスティーゴは事前の髄膜炎ワクチンは不用。

これから１週間毎に一本打ち、6週間で1クール終了になります。

・うちの大学病院ではきさらぎ(仮)が【リスティーゴ】使用患者第一号だそうで。

フロンティア故に投与時にゴタつくのはお約束(エー

・思い返せば院内の点滴ポンプが新しいメーカーの物にチェンジした時、ここの処置室での新ポンプ使用第一号でしたな。

使用手順を確認しながらなので中々時間かかってましたなあ…

外来でグロブリンやってた頃の記憶やね。懐かしい。

・で。この【リスティーゴ】と言う薬。

【皮下注射】薬と言う触れ込みなのですが、投与にポンプを使い、一定の時間をかけて注入する点滴みたいな薬剤なのですわ。

・シリンジポンプを使い、腹の脂肪の柔らかい部分に1センチくらいの短い針を刺し注入します。

↑以前入院してた時に使用していたシリンジポンプ。【リスティーゴ】投与にはコレが使われます。

写真ではヘパリンが入った笑えるサイズの超巨大シリンジがセットされてますが【リスティーゴ】は採血で使うノーマルサイズのシリンジです。

・写真でお分かりの通りシリンジからルートが出てますよね？

これは院内にある好きな長さのルートが使えるので無問題。

ところが【リスティーゴ】附属のルートはなんと30センチしか無いんですヨ。

しかも延長ルートは足せない仕様で。

・リスティーゴを付けたシリンジポンプを点滴スタンドにセットして患者が点滴用リクライニングシートに着席すると、針を刺した患者本人までポンプが寄り切れない。

どうあがいてもルートの長さが足りないと言う事態に。

・看護師さんがあーでも無いこーでも無い…と色々試行錯誤してみてたんですが。

最終的にリクライニングシートの左側に患者本人が寄り、空いた右側スペースにシリンジポンプを置いて注入、と言うカタチに。

・言うなればシリンジポンプを小脇に抱える感じの絶妙のレイアウトで。

投与中、シリンジポンプを小脇に抱えて走り、どっかにトライしなくちゃならん気分になってしまうと言う罠。

・切腹系皮下注射のクセに汗水垂らして走り回るラグビー部員の気分が味わえる【リスティーゴ】

……恐ろしい薬…っっ！！

・体重50キロ以上なら使用薬液が増えてルートがちょい長めになるらしいのですが。

いやコレ基本が30センチてどう考えても足りんやろ？

手で注入するならともかくポンプを使う前提の長さじゃない。

治験の時に使い辛いと問題にならんかったんか？？

↑貰って来たリスティーゴの説明冊子に載せてある図では点滴スタンドwithシリンジポンプから投与されてます、ねえ…

~~車椅子に乗ったままならともかく~~、椅子の下に隙間が無くスタンドの足が差し込め無い点滴用リクライニングシートでは再現不可だと思われ。

少なくともウチの大学で採用されてるシートでは無理ですわ。

・皮下注射なんで、注入時は痛く無いデス。

ただ投与後、帰宅時車に乗ってる時とか翌日車椅子に座ってコタツに入っていて気持ち悪くなったり。

しかしながら吐くほどの事では無いので様子見。

※リスティーゴ副作用のラインナップに吐き気アリ。

・MG症状は鼻上がり・嚥下以外は比較的落ち着いてるような気がするけれど

＋ホットフラッシュで冷や汗かいてお世辞にも快調とは言い難い体調なのでしばらく家で安静にしてよーと思います。

・普段感じた事の無い腸から胃のあたりの内臓が落ち着かない感じがなあ。

あんまりお腹が空かないのは何でさ？

リスティーゴ1回目。