アイドル、メイド喫茶。キラキラした世界の現実。
(あらすじ冒頭)
友美はアイドルを目指してメイド喫茶で働いていた。キラキラとした世界を目指しても現実は御伽の国ではなかった。メイド喫茶ではファンはひとり。容姿へのコンプレックス、オーディションも恋愛もうまく行かない。ずるずると息苦しくなっていく日々。メイド喫茶の同僚はキラキラとした人気店員から、更に幸せになって、友美はどんどんみじめな気持ちになっていく。
そんな中、友美をより闇へ引き込む決定的な出来事が襲う。
友美の痛みと苦しみが心を揺さぶる
恋人の翔也は元バンドのボーカル。友美の部屋には帰ってきたり出て行ったりを繰り返す。そんな翔也を支えて生きるよりどころにしている友美。そこで起きたある出来事で友美はより苦しみ、精神的に、闇へ闇へと引き込まれていきます。
秋葉原の一角で起きている人間模様の切なさ、苦しさは性別も、年齢も超えて読者の胸に刺さってきます。
私は中盤以降、ずっと息苦しい感覚を体感しながら読み進みました。リアリティある友美の呼吸や鼓動が聞こえるような文章でした。
人の胸の内はどこに?
メイド喫茶の店員、応援する客たち、友人、恋人。それぞれの気持ち、それぞれの都合で相手を想い、利用している。夢を追う気持ち、応援する気持ち、友人、恋人を想う気持ち。ベクトルが相手に向いているようで実は少しずつずれている想いが切なくて苦しい。この友美の人生の一部を是非体験してほしい。
言葉は難しくないので全体通しての文章は読みやすいです。一気に読める本でした。普段本を読まない方でも挫折せず読めると思います。ただし内容はややハードなので、苦手な方もいるかも。
オススメの方
1.心の動きを読むのが好きな方。
2.ドキュメントが好き方。
3.アイドルを目指す方、アイドルを応援してる方。
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