フェリー発着港に住む人々の群像劇
(あらすじ冒頭)
千葉県富津市金谷。ここのフェリー乗り場の中にある食堂「春風亭(はるかぜてい
)」を営む家族がいた。浩と妻の陽子、5歳の息子の大輔だった。しかし、平穏に過ごす日常がある日一変してしまう。妻の陽子が交通事故で亡くなってしまった。
それをきっかけに家出を繰り返すようになる息子の大輔。必死で大輔を探しまわり原因を思案する浩がたどり着いたのは。
穏やかで、でも芯のある人々の物語
東京湾フェリー、千葉県側の港である金谷港を舞台にそこがに住む住民たちが織り成す物語。それぞれが主人公、それぞれがキーマン。それぞれが重なり合って人生や世界を作り上げていく物語。
食堂の店主、夢破れた女性、女子高生、二人の男子高校生、フェリー乗り場の案内係。それぞれを主人公にこころ温まる物語が展開していきます。
バラエティ豊かな短編集
すべての物語は金谷港を舞台にしていますが、各話主人公もテーマもバラエティ豊かで何冊もの本を読んでいるようです。しかし、それでいて各話それぞれの登場人物が絡み合っているところもこの作品の面白いところでもあります。小説ならではの仕掛けもあり最後まで飽きない一冊でした。
オススメの方
1.ほっこりしたい方。
2.寝る前に読書をする方。
3.東京湾フェリーに乗ったことのある方。
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