心を不意打ちされる一冊
2編の短編集です。私はラジオが好きなので「ラジオラジオラジオ!」を読みたくて購入しました。もちろん「ラジオラジオラジオ!」も胸がきゅんとする内容で心を掴まれましたが、私は「青と赤の物語」が心に突き刺さりました。本を読むことの原点回帰、物語を読むことの意味を教えられる作品で、大人はもちろん子どもたちに早い段階で触れてほしい作品です。
「ラジオラジオラジオ!」
(あらすじ冒頭)
あるきっかけで地元タウン局でラジオパーソナリティになった華菜と智香。お気に入りの音楽をオープニング曲にしたり、どんなラジオにするか話し合ったり楽しい日々だった。しかし、高校3年生の二人はラジオに対する温度差が生まれてくる。
誰の心にもある切ない日々
華菜は普通の高校生活を送りながらもラジオを通して人と出会い、友人でラジオのパートナーの智香とすれ違いや切なさを経験して人としての気づきがあり成長して行きます。ラジオと言ってもいわゆるキー局のラジオの話ではないので部活動に近い感覚で読めるので共感する部分も多く、大人は懐古して現役高校生は共感できると思います。切なくてもなんか心温まる物語。爽やかで好きな文章でした。
「青と赤の物語」
(あらすじ冒頭)
図書館でしか会わない、本名も知らない、「青」と「赤」二人が住む世界では法律で全ての物語を読んではいけない世界。青は人体に関する本をいつも読んでいて。赤は植物に関する本を読んでいました。淡々と過ごす日々のなか、些細なきっかけで言葉を交わすようになった青と赤。二人はある日、青の提案で日常から外れる行動を取ることになるのだった。
物語、小説を読むということの意味
小説はもちろん歌詞さえも禁止された世界に生きる青と赤。二人が読む人体の本と植物の本でどんな将来を思い描いているのか、そして二人がある日踏み出す冒険でどんな将来が訪れるのか、読んでいて展開が面白くて、本が好き、小説が好きな私にはとても心に刺さりました。結末までは書かないので是非本が好きな方には読んで欲しい。オススメです。
オススメの方
1.ラジオが好きな方。
2.本が好きな方。
3.青春を追体験したい方。
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