2015年夏



一本の電話がかかってきた。



「keikoさん、初めまして。ロイヤルパートナーズの坂本と申しますが、お兄様からご紹介頂きご連絡してますが、連絡入ってますか?」



坂本さんと話したはじめての会話だった。



いわゆる投資用ワンルームマンションの営業電話で、元々そんなにワンルーム投資に興味はなかったが、兄からの紹介でもあったので、一度話を聞く事にした。



一週間後、坂本と名乗る男性と始めて会い、彼の誠実な人柄と圧倒的な知識、一緒にいるだけでも元気を貰えそうな彼が担当になってくれるとの事で彼からマンションを買う事にした。



本当にすごい人。

私の周りにあんなにすごい人はいない。

同じ営業職として、男性としてというよりも営業マンとして彼を本当に尊敬していた。



彼からの紹介依頼にも積極的に応じ、友人を三名をご紹介して差し上げた。



「これから私が担当なので、何かありましたら、何でもご相談下さい!」



そう言い残し去って行った坂本さんは去り際もさわやかで、まさにトップセールスマンだった。



私も同じ営業職ならあんなふうになりたいな。

そう思いながら、ある夏の昼下がりは夕方へと日が落ちて行った