『Fresh Morning OKAYAMA』は、今日も2時間30分の生放送。
『A Touch Of Breeze~風と空と水と~』(毎週金曜日9:25頃~)は、NPO法人タブララサ理事長の河上直美さん、岡山県自然保護センターの”てっちゃん”こと山田哲弘さんとお届け~。
第20シリーズの久米南町編をお送りしています。
先週と先々週は、法然上人ゆかりの誕生寺のお話でしたが、今週は誕生寺から少し山を登った場所に来ました。
“久米南町北庄地区”と言いますが、この周辺は広大な棚田が広がっているんですね~。とにかく広くて、谷、そして、尾根筋に棚田が広がっていました。
取材時は雪景色でしたが、これはこれで味がありますよね~。この時期ならでは!です。
棚田とは、一般的に傾斜度20分の1以上で、1ヘクタール以上の水田の団地を言います。食糧生産はもちろん、それ以外にも、洪水、土砂流出防止、水貯留、水質浄化といった様々な役割があります。そんな棚田は、とても美しく、人の心にやすらぎを与えてくれますよね~。
さぁ、今週と来週は、美しい棚田が広がる『千の風棚田の里公園』からお送りします。
お話を伺ったのは、木多信俊さん敏江さんご夫妻。そして、木多さんのおじさまの木多照之さんです。
とても笑顔が素敵な信敏さん。お会いしてから収録が始まるまでずっと笑っていました(笑)。
その理由を聞くと、『笑顔と元気のプロジェクトなので・・・』との事。なるほど!では、じっくりお話を伺っていきます。
まずは名前から・・・。えっ?千の風棚田の里公園?
広大な棚田が広がっていますが、ここに公園があるの??と思ったら、公園とはこの北庄の棚田の全体を指しているとの事。
木多さん曰く、『この地域は、家があり、田畑があり、お墓があり、それぞれ先祖から引き継いできた地域。今でも高齢で働いている方がたくさんいる。働くと同時に桜を植えたり、季節ほごとに花を手入れしたり、働く場所が豊かな暮らしの場所にもなっている。ここを見て、ここは公園ではないか?特定の場所に集まるのではなく、日々暮らしているこの場所に素敵な営みがある、こういうを公園と呼びたいなぁ~』という事で、公園と呼ぶことにしたそうだ。
88haある広い棚田は農林水産省の日本の棚田百選の中で“日本一の面積”として北庄全体が認定されているそうです。
先週、先々週お伝えした浄土宗開祖の法然上人生誕の地、誕生寺から棚田が広がっていますが、その途中にあるのが、千の風棚田の里公園の案内小屋なんです。
北庄棚田は村人が力を合わせ造られたサイフォンが、いくつもの山や谷を越え、水と人をつないできました。
大正13年に大干ばつがあり、福田久治が誕生寺耕地整理組合を結成。34か所、延べ9,836mの工事に地域住民が力を合わせたそうです。
そして、代表的な「神谷(かまだに)サイフォン」が大正15年完成。ため池100選の神之淵池から谷底の神谷川の下をくぐり、反対側の富家地区の高台に押し上げ、さらに里方の寿惠元池まで水をつないだそうです。
サイフォンは高さ45.75m、長さ163.63mにも及んでいます。当時の最高の技術者が集まった大事業だったそうです。
木多さんのおじさまの照之さんは、『ここは昔、山だったんですよ。山を人力で開墾して、土をかついで田んぼにしたんです。』との事。
北庄の棚田は非常にダイナミック!場所によっては昔の砦みたいに見える場所もあります。
千の風棚田の里公園笑顔と元気プロジェクトは、都市住民との農作業交流を通じ、人と人、都市と農村が繋がり合うことによって、北庄棚田から『笑顔と元気』を発信するものです。
県南の人に棚田の景色を楽しんでもらいながら、簡単な農作業の体験をして頂く。すると、ひとりで農作業している地元の人も笑顔になり、県南の人も農業のことを知ってもらえるし、楽しんでもらえる!と木多さん。
昨年スタートしたばかりですが、昨年は4月にお花見交流会で県南の人に山全体に植えられている桜を楽しんでもらい、5月には刈草集め、6月は黒豆播種、7月は黒豆土寄せ。
そして、10月には天空ウォークと黒枝豆の収穫。誕生寺からスタートし、天空を目指して往復3.8キロをウォーク。収穫した黒豆を使った黒豆カレーを振舞ったそうです。
この時は北山神社のお祭りだったので神楽の人が来て舞ったり、ベトナムから働きに来ている人も参加して、国際的な交流も出来たそうです。
11月は黒豆の刈り取り、12月は黒豆の脱穀、そして、年が明けてからは黒豆の出荷準備と収穫祝いの餅つきと年6回の農作業交流。今、20人ほど登録しているそうです。
実は北庄地区で農作業をしている人の多くは80代、90代の方々。その年齢の方が働き盛りとの事。ええーっ!参加した県南の住民はもちろん、地元の方もとても喜んだそうです。
でも、80代、90代が現役バリバリという事は61歳の木多さんはまだまだ若手という事になりますね(笑)。
棚田は本当に美しく、素晴らしいなぁ~と思いますが、いずれも、先人たちが切り開いた耕地で、狭く、あぜが多く、保全するには草刈などの多大な労力が必要です。
棚田を切り開いた方はもちろん、それを守っている方がいてこその棚田なんですね~。みなさん、本当にありがとうございます!!と言いたくなりました。
さぁ、来週も引き続きお送りします。どうぞお楽しみに~。
PHOTO BY “ゲゲゲの” TETSUHIRO YAMADA
さて、ここからは楽しい楽しいオマケの時間です。
正直、このブログを書くだけで大変なのにオマケまで・・・。
本当にしんどいです。
たまにはてっちゃんにブログも書いて欲しいのですが・・・
本人は・・・
いつも拒否します。
その理由は・・・
牛嶋さんのブログに書くと牛嶋ファンに申し訳ないから・・・
との事ですが、意味がわかりません。
要は・・・
単に書きたくないだけ(笑)。
ずるいなぁ~。
みんなでやってこその番組でしょうが!!
という事で、いつか書いてもらおうっと!
頼むよ、てっちゃん!!!
さて、そんなてっちゃんですが・・・
今週の写真はこれっ!!
これは、昨年の今頃、オニビジョンに出たてっちゃんの映像を写真にしたものです。
懐かしいなぁ~。
でも、髪が伸び放題!
ゲゲゲの鬼太郎かと思った(笑)。
さぁ、そんなてっちゃんは今週、断髪をしてきたらしい。
これが断髪前。
わはは。
これも、ゲゲゲの鬼太郎みたいだ(笑)。
確かに長いですなぁ~。
で、切った後の写真がこれ!
ん??
全然、変わらんじゃないかぁ~!!!!
特に・・・
前髪、長っ!!!!
花形満か!!
と、ネタが古いかな??
ホント、その変化がよう分からんが・・・
分かったのは・・・・
てっちゃんは、いつも・・・
”ゲゲゲの鬼太郎”だという事(笑)。
てっちゃんに会う事があれば・・・
おい!鬼太郎!
と、呼んであげてください(笑)。
以上、今週のオマケでした。