誕生寺に伝わるお七伝説! | FM岡山DJ牛嶋俊明オフィシャルブログ

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Fresh Morning OKAYAMA』は、今日も2時間30分の生放送。


A Touch Of Breeze~風と空と水と~』(毎週金曜日9:25頃~)は、NPO法人タブララサ理事長の河上直美さん、岡山県自然保護センターの”てっちゃん”こと山田哲弘さんとお届け~。


先週から第20シリーズの久米南町編です。今週も法然上人ゆかりの誕生寺をご紹介します。


お話を伺ったのは執事の安田勇哲さん。


誕生寺の歴史をはじめ、本堂、今に伝わる様々な伝説をお聴きしました。


境内にある公孫樹(イチョウ)は、法然上人が地に挿した1本の杖が伸びて、今の大きさになったと言われています。


樹齢は850年以上で、地に挿した際に根が上であったため根が空に這うように伸びた事から『逆木(さかぎ)の大銀杏』とも呼ばれているそうです。


そして、誕生寺といえば、八百屋お七の伝説も知る人ぞ知るお話です。


今週はこの話を。


八百屋お七は江戸時代前期、江戸本郷の八百屋の娘です。恋人に会いたい一心で放火事件を起こし、火刑に処されたとされています。


牛嶋はかつて『赤井克己のおかやま歴史ノート』で赤井克己さんにこの話を聴いて、誕生寺まで振袖を見に来たことがありました。まずは牛嶋が赤井さんから聴いた話をすると・・・江戸時代260年の間、大火は3年に1度、小火(ぼや)は1週間に1度の割合で発生したそうです。木造家屋が狭い路地にひしめくように建てられていたので、ひとたび火事になるとたちまち燃え広がったとの事。江戸最大の火事は、明暦3(1657)年1月に起こりました。本郷から出火、折からの強風にあおられて、2日間にわたって江戸の中心部をほとんど焼き尽くし、焼死者11万人の大惨事となったそうです。江戸城天守閣を焼失したのもこの時とか。この明暦の大火から25年後の天和2(1682)年12月にも大火事があり、死者3,500人といわれました。この天和大火の被災者に、本郷駒込で八百屋を営むお七一家もいました。八百屋とはいえ、加賀前田家御用達をつとめる大店(おおだな)で、お七は箱入り娘。一家は避難先の小石川の園乗寺(正仙院、吉祥寺などの説もある)で暮らしていましたが、お七は寺の美貌の僧と恋仲になったそうです。まもなく、再建された家に戻りましたが、お七は男性が忘れられない日々。『もう一度火事になれば、恋しい人に逢える』と一途に思い込み、翌年3月自宅に放火。これは小火ですみましたが、お七は捕らえられ奉行所で裁かれる身に。当時の掟としては、放火犯は火あぶりの極刑。ただし15歳以下は、罪一等減じて島流し。お七は16歳になったばかりだったそうです。奉行は世間知らずで純情なお七を不憫に思い『お前は15歳であろう。間違いないな』と誘導尋問をするが、お七は『16歳です』とかたくなに主張。奉行はやむなく火あぶりの極刑を言い渡し、お七は裸馬に乗せられ、市中引き回しの上、鈴ヶ森で処刑されたという話でした。当時の人気作家・井原西鶴は『好色五人女』でお七を取り上げ、歌舞伎で上演したところ大人気!『お七火事』は江戸の町民の間に定着しました。浄瑠璃でも『八百屋お七恋緋桜』としてお七の純情さが女性に人気を呼んだそうです。明治、大正では岡本綺堂、真山青果などの劇作家も手がけ、近年では有名演歌歌手もお七の悲恋を歌っていたとの事。以上が赤井さんから伺った話でした。


引き続き、誕生寺の安田勇哲さんのお話です。


多数ある八百屋お七の物語のほとんどで共通しているのは、『お七という名の八百屋の娘が恋のために大罪を犯す物語』。


小説などの『読むお七』、落語などの『語るお七』では、お七は恋人に会いたいために放火をしますが、歌舞伎や文楽(人形浄瑠璃)、日本舞踊、浮世絵などの『見せるお七』ではお七は放火はせず、代わりに恋人の危機を救うために振袖姿で火の見櫓に登り火事の知らせの半鐘、もしくは太鼓を打つストーリーに変更されているそうです。


ちなみに、火事でないのに火の見櫓の半鐘・太鼓を打つことも重罪であるとの事。


では、誕生寺になぜお七の振袖と位牌が?


その伝説は、現在の本堂が元禄8年に再建された後、ご本尊である圓光大師(えんこうだいし。法然上人)像が江戸の増上寺(ぞうじょうじ)に7回出開帳(でがいちょう)した記録が残っているそうです。


その折に、同行していた通譽上人(つうよしょうにん)にお七のご遺族が『お七の件で家族まで罰せられる事はなかったが、それより辛い江戸でお七の供養は御法度であるとのおふれが出た。お七の為にも誕生寺で供養してほしい』との願いから預かって来たと伝わるとの事。へーっ!!


当初は観音堂の観音さんの前で供養していたので、誕生寺の観音堂の観音様を『お七観音』と呼ぶようになったとか。


願い多き人間だからこそ1つでもかなえてやろうという観音さま、特にお七にあやかり、恋に効く?とのことです。


お七の振袖はこんな感じで本堂に展示されています。振袖はいたるところが破られ、色あせた綿がむきだしになっていました。振袖をしのばす鮮やかな紫色は、裾にわずかに残っているだけです。


明治期、大阪で開かれた博覧会に出品したところ、お七の美貌にあやかろうと、振袖をちぎって持ち帰る人が続出!火災防止のおまじないに、と持ち帰った人もいたそうです。


なお、大火の原因となった恋人は吉三郎(きちさぶろう)と言って、後に出家し、お七の供養をしたそうです。


牛嶋が赤井さんに聴いた話を再びすると・・・吉三郎はお七の分骨を持って供養の旅に。諸国行脚をした後、最後にお七の位牌と振袖が納められている誕生寺にたどり着いて念願の供養をした。この後、岡山を目指して南下するが、現在の岡山市御津吉尾まできた時、力つきたのか倒れ、そのまま同所の仏生山法道寺で死亡したとの事。そのいきさつを知った土地の人々は、吉三郎を哀れんで近くの丘に葬り、合わせてお七の骨も一緒に埋葬、墓も並べてつくり供養するようになったそうです。ちなみに2人の墓は現在、トタン板の小屋の中にあり、お七の墓はなぜか三角形。小屋には『八百屋お七』の大きな看板がかけられているとか。


それにしても、こんな伝説が誕生寺にあったとは!!是非、この振袖は見て欲しいです。


なお、誕生寺の年間行事を紹介すると、今年は2月28日(日)の午後2時から行われる法然上人御忌(ぎょき)と人形供養。御忌(ぎょき)とは法然上人のご命日。


なんと!取材日の1月25日が正式な命日で、誕生寺では1ヶ月後に法要を行っているそうです。


その他、人形供養。古くなった人形等の魂抜きの作法を行い、慈悲深き観音様によって浄土に転生(てんしょう)されるよう供養しています。今年は4月17日(日)との事。


そして、二十五菩薩練供養(お会式【えしき】大法要)。これは法然上人の御両親供養のための法要。お父さんとお母さんを毎年交互にご供養し、今年はお母さん(秦氏君【はたうじぎみ】)の供養。当日は25体の菩薩様が300m先の娑婆堂(しゃばどう)まで練り歩くそうです。


という事で、2回に渡って誕生寺のお話を伺いましたが、是非、53号線を通り過ぎずに誕生寺にお参りを!!


安田さんは青森県深浦町の出身。実家が浄土宗の寺院で、京都の仏教大学へ。そして、誕生寺に来たそうです。おー!!牛嶋と同じ東北人。末永くよろしくお願いします。


PHOTO BY “あやしい” TETSUHIRO YAMADA


























さぁ、全国のオマケファンのみなさん、こんにちは!







楽しい楽しい






オマケの時間です。






さて、今週も忙しく仕事をしていたてっちゃん。
















とは言っても・・・







今週は会っていないので忙しかったかどうかは不明(笑)。









そんな中・・・







こんな写真を入手。

















なにしてんの???







ヨガ!とのことだが・・・






新しいお祈りか??






きっと、てっちゃんが信仰している”ブラック教”の祈りに違いない(笑)。







ここから全国の信者に念を送っていたのかも(笑)。






そして・・・







おっ!!







そして、こんな格好も・・・














ご存知!!






マスク!!







なんだか凄くもっこりしてますなぁ~(笑)。






なんで、こんなにもっこりなんだろう(笑)?






ん?















こ、これは・・・







ブラックマスクだ!!







いや、実は・・・







ブラックに見えてグレーなんだそうだ。






へーっ。






黒の方がいいのになぁ~。






よしっ!!






今度、黒いマスクを探して、てっちゃんにプレゼントするかな??







えーっと・・・







あった!
















これをいつか贈ろう!








で、被ってもらおう!!








さて、話は戻るが・・・








これが、てっちゃんのしていたマスクらしい。













PITTA MASK?






MOKKORI MASKではないのか(笑)。






まぁ、いいや。







あれ?






なんと!この写真・・・







マスクの後ろに女性の顔が映っている!!!







こ、これは・・・







心霊写真だ!







もしかしたら・・・







あの子か・・・







てっちゃんのプライベートに関わる事なので・・・







これ以上はやめておきます。







てっちゃ~ん!






俺が発見したから、あの子の話はここで終わって、拡散すまずに済んだけど・・・(笑)。






気をつけんと~(笑)。






以上、今週のオマケでした。