正式なこども食堂スタートに当たっての思い・・・
我家隣の空きスペースを使って、数年前より構想を重ねていたこども食堂が実現の運びとなった。
元々、父親が住んでいた築60年の古家。
キッチンと数部屋をリフォーム。
昨今の原材料費の値上げなどもあり数百万の出費。
それに加えて住宅街一等地という土地柄ゆえ固定資産税が年に数十万(これは正直痛い😭)。
売ってしまえば数千万にはなるんだろうなあ・・・という煩悩がよぎる(笑)
併せて水光熱費を含む固定費。
結構な費用だ。
実は以上にかかる経費はすべて31年前に志した超長期投資で賄われる。
始めた当初は心もとなかった原資。
まるで雪だるまを創るようにコロコロと転がしていった。
最初は数ミリの雪の塊だった資金は約20年後くらいから次第に大きくなりはじめ今や初期投資元本の約50倍の大きさに育っている。
2年ほど前に「となりの億り人」(朝日新書)で私を紹介してくださった経済コラムニスト 大江英樹さんのベストセラーでもある近著「お金の賢い減らし方」(光文社新書)にも記されているが、お金を増やすことは案外容易であると思っている。
難しいのは増えてしまったお金の使い方だ。
お金を使って自らが存分に楽しみ、そのうえでこれまでお世話になった世の中に少しでも恩返しができるか。
こども食堂を皮切りに将来的には、とかく居場所がないといわれるこどもたちが気楽に立ち寄ることが出来るサードスペースへと発展させたいし、なんとか次世代へとバトンタッチできないかなあという野望も抱いている。
こんなことを思いながら、また一歩ずつ時を重ねていきたい。