昨日、6月28日にセゾン投信の株主総会が開かれ、前会長の退任が正式に決定しました。
今回は投資に携わるあらゆる方面から報道が成され、それに関する記事や投稿が文字通り乱舞する様相となりました。
かつて約20年間ラジオ局に勤務、報道にも関わったひとりとして、どうしても理解できないことがあるんです。
なぜ、複数存在する当事者のうち、たったひとりのインタビューだけが出てくるんだろうか?ってことです。
今回のように複数の当事者がいる場合は、その全部から話を聴かずに正しい記事って書けるんでしょうか?
たとえ話が聴けたとしても、当事者が発信して、それを元に記事が書かれた時点ですでに二次情報となり、場合によっては、最初の話とはえらい違いだ!なんてことはよくあることです。
私の実体験でも何度かありました。
今回の報道でも、コメントを発信していたのは私が知る限りではたった一人だけです。
セゾン投信創業の中野氏、退社して運用新会社を設立へ-年内事業開始 - Bloomberg
昨日も株主総会終了直後に上記の記事が発信されました。
当事者ひとりの今後についてをインタビューに基づき記されています。
他の当事者にはちゃんとした取材が行われたんでしょうか?
なんだか、しっくりこないんですよねえ。