如何にして、自分たちがたずさわっていると農作物の収益性を高めるか

ひとつの事例としてあげられるのは、JAXAの公募研究「宇宙オープンラボ」へ佐賀大学の新井教授と佐賀県茶業試験場が協力して応募した「人工衛星を用いて科学的に茶園
地の状態を把握し、園地とおいしいお茶との関係の分析」があります。

高齢化と急勾配で機械化困難な茶園地で、付加価値をつけてお茶の生産者価格を安定させる試み

人工衛星に搭載された近赤外線センサーで、近赤外線の反射率から窒素含有量を調べ(上級なお茶に含まれるアミノ酸・テアニンの目安となるのが窒素含有量)樹勢が良い地帯を特撰して労力を集中させる

さらに、消費者にもこの衛星のモニター状況を公開して、Face to Faceの関係性を築いてより安心して購入出来る消費ルートにもつながる

衛星を使ったケースには、お掃除ロボット・ルンバ君のように、広い耕作地を耕すトラクターや田植えの機械早苗さんをまっすぐ運行させるためのGPSによる制御などもあげられます。
細かい耕作地を畔を取り払い広域化大規模化しつつ新たな技術を導入し、新たな共同作業の在り方や農業生産法人の有効活用も待たれます。

最近は、イトーヨーカドーさんやイオングループさんも直接農業生産に参画されたようですが、それぞれに方法論は異なるようで興味深いです。

いつの間にか、日も暮れて、ブログに向かっていた未熟者のそばに、再びお隣りの猫さんたちの第一陣も来襲して寝そべっています。

落穂拾い

バルビゾン派の巨匠ジャン=フランソワ・ミレーによる作品

岩波書店のマークでもおなじみの「種まく人」が、新約聖書・ヨハネによる福音書・12章24節をモチーフにしたように

「落穂拾い」は旧約聖書・ルツ記のエピソードに基づく作品だとされています。

現代のように機械化された農作業と違って、ルツ記もバルビゾンの時代の小麦畑でも、収穫は大鎌で刈り、それを大きなフォークですくい取るものでした。

残った落穂は、旧約聖書・レビ記の律法にあるように、地主が全ての農作物を独占することを戒め、十分な生産手段を持たない弱者である貧農や寡婦が生きるための権利として認められていました。

「落穂拾い」の三人の真ん中の女性がルツだと思います。

異教徒として嫁いで、夫に先立たれ、帰郷を促されても姑の優しさを慕って残り、一緒に暮らして、落穂拾いをして命をつないだ姿を
、ミレーの時代の貧しい貧農の姿に重ねたものとされています。

新約聖書の冒頭にイエス・キリストの父となるヨセフの家系図が記されています。

アブラハムから始まって、途中ルツも名前を連ねていて、それはダビデ王や息子のソロモン王へ続き、ヨセフへと至ります。

聖母マリアは、聖霊により身ごもったのですから、生物学的な意味ではヨセフはキリストと血のつながりはないかと思います。

それでも、ヨセフの時代に婚約時に婚約者が受胎したことは、ヨセフも含めて厳しい罰が下される恐れすらありました。

そのことも、さらには、自分の子どもではないけれども、我が子として受け入れたヨセフを、洗礼を受けた高校時代はあまり疑問に思いませんでした。

聖書での、重要な場面での登場した印象はないヨセフですが、神の指示に素直に従ってヘロデ王の迫害を逃れたりして、今にしてみれば、すごい人だと思えます。

巨人ゴリアテに立ち向かう若き日のダビデ

若き日のミケランジェロにより製作されたダビデ像、肩に担いでいるのは石弓で、ゴリアテに投げる前の姿とされる。

下から見上げた時に身体の比率通りに見えるように形造られているため、真横から見るダビデ像はいびつ。

ソロモン王とシバの女王

国会では、法務大臣が「このうちわは、うちわではなく~~~」とレンホー議員に答弁しています。

かつては、与党時代に、レンホー議員も行政の無駄の防止とスリム化を企図した事業仕分けで、スーパーコンピューターの維持に物言いをつけながら「どうしても一番でなければいけないのでしょうか？」

確か、昔、御自身もクラリオンガールか何かのグランプリとして世に出たとか、一番だからこそ意味のあるものもあるように感じつつ

何が必要で何が無駄なのか、そのような評価判断の難しさを痛感した未熟者

不毛な国会は、まさしく無駄以外の何ものでもないとわかる未熟者

御自分たちは、福利厚生の極みにあって、落穂拾いのルツのような守られるべき国民には目が向かないのかなとため息混じりな宵を迎えて、ますます寒さが身にしみます。

猫さんたちに税金払いたい心境の未熟者

ねぇ、コタロウ君

皆様楽しい週末を

m(_ _)m

落穂拾い 5