選挙前には「当たらぬ予想屋」並の戯れ言を書き連ねたメディアも、予想に反してしまえば、
分析にも自分達の影響力の低下を物語る結果を認めてしまうのだが、「便所の落書き」程度の
メディアの影響などネットの発達には無力を露呈しているようである。
それでなくとも「偏狭な思考法」に傾注しているメディアの戯れ言が、若者の支持を失えば「偏狭に染め
られた老人」しか賛同する人もいなくなるのは必然と相成る。
なにより生産性の無いメディアの「世迷い言」に付き合う人も、どんどん減少して、それに伴い「嘘の歴史」
も改められるのは、当たり前である。
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中学社会や高校の地理歴史、公民の教科書にある「従軍慰安婦」と「強制連行」の記述について、
教科書会社7社が相次いで訂正申請を文部科学相に出し、9~10月に承認された。政府が4月に
閣議決定した答弁書を受けた動きだ。記述はどう変わるのか。訂正の背景には何があったのか。
(伊藤和行、阿部朋美、三島あずさ)
菅内閣が慰安婦問題と強制連行をめぐる答弁書を閣議決定したのは4月27日。「『従軍慰安婦』
または『いわゆる従軍慰安婦』ではなく、単に『慰安婦』という用語を用いることが適切」とした。
朝鮮半島から日本に連れてこられた人々については「朝鮮半島から内地に移入した人々の移入
の経緯は様々であり、『強制連行された』もしくは『強制的に連行された』または『連行された』と一
括(ひとくく)りに表現することは、適切ではない」との答弁書を閣議決定した。
これを受け、10月11日までに、東京書籍、山川出版社、清水書院、実教出版、帝国書院、第一学
習社、学び舎(しゃ)の7社が、高校の地理歴史や公民各科の教科書計39点と、中学の社会科の
教科書計2点の記述をそれぞれ訂正申請し、教科用図書検定調査審議会での議論を経て文科
相が承認した。
「閣議決定に従った」
山川出版社は、現在使われている中学社会(歴史的分野)や高校日本史Aなどの教科書に「いわ
ゆる従軍慰安婦」などの記述があるが、来年度からは削除したり、「従軍」を省き「慰安婦」などの
表現に直したりする。同社は取材に「文科省から連絡を受け、閣議決定に従い訂正した」と答えた。
実教出版は、来年度から高校の新科目となる「歴史総合」の教科書に「いわゆる『従軍慰安婦』」
との記述があったが「慰安婦」と訂正する。「強制連行」については「動員」などとした。取材に「元
々それほどスペースを割いて説明しておらず、限られたスペースで、高校生が誤解なく理解できる
ようにと考えた」と説明した。
文科省、異例の説明会 「用語制限に違和感」の声も
中学社会や高校の地理歴史、公民の教科書をめぐっては、第2次安倍政権時の2014年、検定基
準に「政府見解がある場合はそれに基づいた記述」をすることが定められた。文科省によると、検
定済みであっても、誤字・脱字や学習上の支障が生じるおそれがある記載を見つけた場合、必要
な訂正をしなければならない。文科省は今年5月、教科書会社約20社を対象に説明会を開き、4月
の閣議決定の内容を伝え、配布資料で「6月末まで(必要に応じ)訂正申請」と示した。
ある社の担当者は「訂正申請はこれまでは自主的に判断して出してきた。こうした説明会は初めて
で、判断を見直すきっかけになったのは間違いない」と話す。別の社は「説明会をプレッシャーには
感じなかった」としつつ、「社会科の教科書は様々な研究に基づいて自由に編集してきた。閣議決定
で、使う用語を制限されることには違和感がある」と答えた。
閣議決定の背景に何があったのでしょうか。学校現場で教える教員の思いは――。記事の最後では、
7社の主な訂正内容もまとめて紹介します。
朝日新聞 2021/10/31 7:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPBZ26F4PBFUTIL018.html?iref=sp_new_news_list_n
10月26日、秋篠宮家の長女・眞子さんが、小室圭さんとの婚姻届を出して皇籍を離脱した。
慶賀だというのに、2人の結婚がYahoo!ニュースにアップされると、批判や中傷などが殺到して
コメント欄が閉鎖されたという。
なんとしてでも2人の結婚を認めたくないという連中が書き込んだようだ。
たとえば、眞子さんが記者会見での質疑応答を断ったことに関しても、批判、誹謗中傷が飛び交った。
皇室は税金で維持されているのだから、メディアの質問に答えるのは当然という思い込みがあるのだ
ろう。仮にそうだとしても、すでにこの時点で眞子さんは一般人である。嫌な質問には答えたくない選
択肢があるのは当然で、そのことすら気づかなかったようだ。
昨年、ある宮内庁関係者が「ご自分について書かれた記事を眞子さまがネットで見るようになって落
ち込んでいるようです」と語っていた。
小室家の「金銭トラブル」など記事の内容も衝撃的すぎたのだろうが、それ以上にヘイトも同然のコメ
ントが加わって眞子さんの「複雑性PTSD」につながった可能性もある。
新聞社のアンケートによると、毎日新聞が9月18日に行ったアンケートでは、2人の結婚を「祝福した
い」が38%で「祝福できない」は35%だった。
ところが翌10月5日の読売新聞では、結婚をよかったと「思う」が53%、「思わない」が33%だった。
結婚直前のANN(テレビ朝日系)の世論調査では、結婚を「お祝いしたいと思う」が61%で、「思わな
い」の24%を大きく上回っている。
ネットのコメント欄だけを見ていると、国民のほとんどが2人の結婚に反対しているように思えてくるが、
実際は祝福している人たちも結構いて、どんどん増えていることがわかる。
(中略)
■守旧派やネトウヨに振り回された
いまでは私たちの常識になったが、まだ皇室だけは別という認識がどこかにあったのかもしれない。
眞子内親王は「金銭トラブル」があるような家の男となぜ結婚するのか! というわけで、批判に同調
したのだ。そのうち国民も冷静になり、皇族の結婚も私たちの結婚も同じだと気づき始め、書き込ま
れるコメントに違和感を覚え、素直に結婚を祝福する人たちが増えていったと考えられる。
国民も眞子さんも、守旧派やネトウヨのような連中に振り回されてきたのだ。
2人の結婚は祝福すべきだが、会見を聞いていると悲しくなってくる。眞子さんは「圭さんの留学につい
ては、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点をつくって欲しいと私がお願いしました」
と述べた。そう決めたのは、少なくとも小室さんが留学する2018年の夏以前だ。そんなに早い時点で、
すでに眞子さんは日本を離れる決心をしていたのだ。
というより、一人一人の生き方を大切にしないこの国は、眞子さんに捨てられたのだともいえる。
この悲しい現実を、まともな国民は真剣に考える必要がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22171f8c72aa83153f407b3cf1d3d4fadb6d0bdd
10月31日に放送された「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」(TBS系)で選挙特番の司会に
初挑戦したお笑いコンビ「爆笑問題」太田光(56)がピンチだ。番組内で政治家に投げかけた発言につ
いて、SNSなどで批判が上がっているのだ。
太田は自民党の甘利明幹事長と中継を結んだ際、選挙戦で苦戦を強いられていた状況について「幹
事長ですから責任問題」「甘利さん戦犯ですよ」と厳しい口調で迫った。また、二階俊博前幹事長に「い
つまで政治家続けるつもりですか?」と質問し、二階氏に「当選したばかりで失礼だよ! 言葉を選び
なさい」とたしなめられる場面もあった。
「太田さんの質問はいずれもストレートで芸人らしいものでしたが、言葉が少しきつ過ぎました。
二階さんに82歳で確かに高齢ですが、小選挙区での当選はその地域の民意です。太田さんの発言は
二階氏を選んだ和歌山3区の有権者をバカにしている思われても仕方のないものでした。もっとも、一
番批判されるべきは彼をMCに起用したTBSでしょう」(民放関係者)
ネットでは太田の発言について「芸人だからウケると思っているのか知らないが、言っていいこと、悪い
ことがある」といった指摘が相次いでいる。
「バイキングMORE」(フジテレビ系)の坂上忍(54)、「ワイドナショー」(同)のダウンタウン松本人志(58)
など、数年前から芸人をMCにする民放の情報番組が増えている。今回のTBSの選挙特番もそうしたト
レンドに乗っただけかもしれないが、今後、少しずつ芸人MCに対して厳しい視線が向けられていきそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b27df586b00ea8b86ae6b4799451206647b66ace
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選挙報道にもワイドショー的色彩を加味すれば、「お笑い芸人」もそれなりに意義はありそうだが、見て
いて見苦しい人では、テレビ・メディアの存在意義にも疑問符が浮かぶ選考のみっともなさを露呈と、質
の悪さばかりが「テレビ離れ」を加速させそうである。
まして「自虐的思考法」を強いる「やからの跋扈」では、殊更それが加速してしまう。
たとえば「アニメのヒット」の根底にあるものの存在を知れば、「洗脳からの脱却」みたいで、日本人らしさ
とはと、「継承のないがしろ」からの脱却と、悪徳メディアの目指す「無国籍人間」的優しさという無力化
は成し得ないと、選挙結果は少しは喜ばしい現象ではある。
こういった結果とアニメのヒットからみると、往年の映画が描いた人物に対する日本人の気持ちに、それ
ほどの変化は無いと思えてしまう。
その一人に、のちのち影響された人物の物語もありそうななのが、「無法松の一生」という映画で描かれ
た人物の愛すべきキャラでは無いかと思える。
「無法松の一生」 四十三年公開作
主演は阪東妻三郎、明治から大正に掛けて、小倉の地に暮らす破天荒な人力車夫の暮らしぶりと
「他の人のため」という滅私奉公並の献身の様子を映した哀しき物語。
そこに悲壮感は無く、主人公のけれんみの無い姿をみるに付け、生き方の一つとして憧憬が浮かぶ。
この作品だと思うが、その昔の町内上映会みたいな野外での鑑賞なんてので見た覚えがある。
幼少期のころだから記憶もおぼろだが、男の破天荒な振る舞いと、憧れの女性への思慕とかの純情さ
には、ほれぼれとする清々しさに、なんとも言えない気持ちを持ったものだ。
「無法松の一生」 五十八年公開作
こちらは前のやつの主人公を三船敏郎で撮った作品で、どこかの賞を頂いたもの。
物語は自体は同じである。
「無法松の一生」 六十三年公開作
こちらは三国連太郎主役のもので、村田英雄の歌に使われていたのをアップした。
「無法松の一生」 六十五年公開作
主役が勝新太郎となったもので、物語自体はそれほど変化は無いが、それなりの工夫が
なされて効果的な車輪の使い方などされていて、時代の変遷と変わらぬ人情とをうまく描いていた。
この愛すべき無私の人間性と、それらの周辺の関わり合いの濃厚さは、日本が失った何かを
思い起こさせるかも・・・。
それでこの主人公のまっすぐな性格とかを、今で言えば以下の様なキャラになりそうで、脈々と
生き続けていると、なんとも嬉しくなる。
ただ上の「無法松」とは違い、本人が親から児童虐待をされたのでなく、鬼に迫害されたとかの
「他の悪意」から脱出の手段が哀しいと・・・。
といったところで、またのお越しを・・・。