場当たり的政策を持ち出しては究極の「延命」を選択して、さてその「真意」は日本人の
理解を超えて、ますます「大震災の復旧・復興」の邪魔を加速し「不幸の最大幅」を拡充
させて「ご満悦の我等がリーダー」には、発つ鳥跡を濁さずの格言も通用しないらしい。
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国会は22日、今国会会期を8月31日まで70日間延長することを民主党などの賛成多
数で議決した。菅直人首相の退陣時期は見通せないままの延長国会に突入するが、
首相は「再生エネルギー特別措置法案」の成立を掲げるなど延命に躍起になっている。
そんな中、「自然エネルギー担当相」としてソフトバンクの孫正義社長を入閣させる仰天
プランが浮上した。
「50日」「70日」など二転三転した揚げ句、通常国会最終日ギリギリになって70日でよ
うやく決着するドタバタぶり。
菅首相の「70日」への強いこだわりは、風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギ
ーの全量を、固定価格で電力会社に買い取らせる「再生可能エネルギー特別措置法
案」の成立を確実にしたいとの思惑がある。
しかし、菅首相が再生エネ法案に意欲を示し始めたのは、内閣不信任案が否決された
2日以後のこと。6日のメールマガジンで、突然、最重要法案に格上げした。東京電力
福島第1原発事故を機に各地で高まる「脱原発」機運に乗り延命を図ろうとする相変わ
らずの場当たり的な作戦だ。
さらに、首相は第3次補正予算案への対応を「新しい総理」から「新たな体制の下で」と
書き換えさせており、あいまいな表現にした。その言葉同様に閣僚の一部を取り換えた
新体制で、お茶を濁す可能性もある。ある民主党関係者は「24日に国民新党の亀井
静香代表を副総理格の復興担当相として入閣させる小幅改造になる」と話す。復興相
にはほかに、被災地選出の安住淳党国対委員長(宮城5区)、玄葉光一郎国家戦略
担当相(福島3区)の起用も取り沙汰されている。さらなる目玉人事として浮上したのが、
エネルギー担当相で「孫正義氏に入閣要請する案もある」と話している。
孫氏は新エネルギー普及推進派。15日夜の与野党議員や市民約350人が集まった
「エネルギーシフト勉強会」に出席した菅首相に対し、「あと10年くらい(首相を)続けて」
「土俵際で凄く粘っている。その粘りで法案を通してほしい」などと激励。
菅首相も満面の笑みで応じていた。与野党双方から退陣を迫られる首相にとって、
「新エネ普及」推進派はまたとない援軍。今後、味方を得て「原発の是非を問う」という
1テーマで衆院を解散、総選挙に打って出ることも考えられる。
会期延長で公債発行特例法案や、東日本大震災の被災者支援を柱とする第2次補正
予算案など政府・与党が取り組まなければならない重要法案は山積み状態。衆参ね
じれ状況下では法案成立は不透明、被災者そっちのけの政治混乱はまだ続きそうだ。
[ 2011年6月23日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/06/23/kiji/K20110623001071160.html
【政治】
太陽光事業、圧縮の判定 仕分け3日目、重複を指摘
2010年10月29日 夕刊
政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)は二十九日午前、都内で特別会計(特会)を
対象とした事業仕分けの三日目の作業を行った。経済産業、環境両省などが所管する
エネルギー対策特会について検証。太陽光発電導入事業の予算要求の圧縮を判定した。
エネルギー対策特会では、経産省所管の「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」
(二〇一一年度概算要求・四百二十九億円)と、環境省が所管する「家庭用太陽熱利用
システム普及加速化事業」(同・十五億円)の二つのクリーンエネルギー事業が議論の
焦点になった。仕分け人側が事業内容が重複していることを挙げ、「どちらかに集約した
方が効率的ではないか」と指摘。これに対し、両省側は「調整して重複を避けている」
と反論した。
議論を受け、仕分け人側は太陽光発電事業については二〇一一年度予算編成での要
求額を20%をめどに圧縮、太陽熱利用事業は来年度の予算計上を見送るべきだと結
論づけた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010102902000190.html
27日の事業仕分けでは、温暖化対策の柱となる一般家庭の省エネ設備の導入支援な
どにも厳しい判定が下った。
「予算計上見送り」となった、太陽光発電の設備を取り付ける家庭に補助金を支給する
事業(412億円)は、今年1月に始まったばかり。1件あたり平均で約25万円が補助さ
れるもので、2008年度の補正予算、09年度当初予算などで510億円の予算が付き、
申請件数はこれまでに10万件を突破していた。
09年度中は申し込みができるが、仕分けの結果通り予算計上がなくなれば、10年度
以降は太陽光発電設備を取り付ける家庭の負担が大きく増えることになる。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091128-OYT1T00086.htm
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するすると抜け駆けだけは「天下一品」のそこはかとなくブラック企業の臭いが立ち込
める企業の経営者が表に出てくると、さてやはり「震災は大チャンス」の喜ばしい具合
なのだぅと、やっぱり巷の噂は「確かな情報」を改めて見直すものである。
「易地思之」とかの熟語があるらしく、意味は相手の立場に立って物事を考える だそう
だが、これを体の良い解釈を加えると、「自分ではなく、相手は自分に対して、立場を考
えて行動によ」と、まさに「自分勝手」を正当化するという「ああ、これでは未来永劫、理
解しあえない」はずだとなりそうだが、我等がリーダーもまた「この熟語」を根底にして
いるらしいのが「続投・延命」のそれと被ってくる。
自分の落ち度は、それを理解しない他のものが悪い、私は懸命に働いている・・・。
って、賛同を得られれば、即座にその政策を「昔から言い募っていた」と脳内変換して
都合の良い変節を正当化してしまう・・・。
だけに「理解されない」ことには、自分以外を無能と思えば容易く・・・。
と、追い詰められた時の「人間性のありか」が言動にすっかり見えてきて、「汚い性根」
はどこまでも「汚いまま」を露呈して・・・。
これと同じような追い詰められ、そこで自己批判させられ「良心」を取り戻して、最後には
その当人の災難に見ている人も同情を寄せ、映画の緊迫感もより以上に感情移入にさ
せることで、観客をぐいぐい引っ張った映画が、この「フゥーンブース」ではないだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=p07lBCfC2q8
「フォーンブース」 〇三年公開作
たまたま出でしまった公衆電話が、不幸の始まりであった。
と、固定された公衆電話のブースだけの地味な設定の映画が、空恐ろしいサスペンス
をもたらす秀逸なアイデアものの一本。
で、真っ当な神経をしている人でも、姿なき脅迫者からの「脅し」に右往左往して、劇場
型犯罪の何も知らない人々には「滑稽」と映りながら、本人は深刻そのもの、そして何
もかも知っている「姿なき脅迫者」には無力で従ってしまう、そして短い時間で追い詰め
られていく様は、観客にとっても「恐怖」を感じさせ、映像に引き込まれる。
ただ脅迫をする者の「神的知識」の広さに、一体何者の疑問もチラホラ・・・。
自分の意としない言葉を使い、そして反感を買うさまは、操られれば人格も誤解を受け
ると、人の評価の危うさも孕むから、他人事でない「リアル感」もあって、最後まで固唾
を飲むのだが、やはり最後の設定が「いかにも陳腐」で、いささかそれまでの展開の妙
が壊された気がして・・・。
こういった電話を使った「犯罪」映画でも、その昔はそこに「暗示」を含めた警告も込め
られて、たいそう緊迫感のある物語もあったるそれが「テレフォン」である。
http://www.youtube.com/watch?v=-Qg0w8qbBQo
「テレフォン」 七十七年公開作
冷戦時代の「テロ」を扱えば、アクションに陰謀を絡め、そこに「催眠」を継ぎ足せば
市井の人も強力な「テロリスト」に早代わりして、甚大な被害をもたらす。
冷戦下において「洗脳」された五十一人のテロリスト、情勢が変化すれば「お払い箱」
の憂き目も、催眠の解けぬままではそのまま「暗号」が生きたまま・・・。
そして過激なスターリン信奉者が、計画を事どおり推し進めようと、そしてそれを抹殺
しようと、また抹殺者を「計画の露呈」を恐れた組織上部からの秘密命令を携えた者と
入り乱れての「暗躍」の諜報機関の「醜い様」を、アクションに捉えて、男臭さをドン・シ
ーゲルが巧みに映像化と、ただアクションに付くものの「ハッピーエンド」は裏切りには
裏切りでと、しゃれたしまい方で、めでたし・めでたしなのだが、「洗脳」「催眠」はほっ
たらかしのままなのだから、アメリカらしいといえばそれまでの、ブロンソンの映画。
ただ「電話から聞こえる言葉」によって、指令が発動するとかの洗脳は、考えてみれば
相当に「危険」なもので、市井の人々は「あんな大人しい人が、一体全体」と戸惑う溶け
込み方をしていて、なんとも「他人を見たら泥棒と思え」の格言みたいで・・・。
営業上の定款に営業目的になかった事業を急遽書き足して、「再生エネルギー」に乗
り出すって、こちらは「弱りきった少し精神に異常をきたした人物」を舌を出しながらお
だてる「醜悪」な商売人が垣間見えて、さすがあちらの血は争うぬと思う次第だ・・・。
- フォーン・ブース [DVD]/コリン・ファレル,キーファー・サザーランド,ラダ・ミッチェル
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。