何が原因かは分からぬが、「生命の誕生」が不幸であるというのも、なんとも残酷な
ものである。
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2011年5月5日、四川省遂寧市で結合双生児の赤ちゃんが生まれた。一般的な事例と
異なり、赤ちゃんは頭部こそ二つあるものの、その下の体は結合しており、一つしか
ない。きわめてまれな例であり、中国では初だという。7日、華西都市報が伝えた。
以下はその抄訳。
双子の父親・廖国軍(リャオ・グゥオジュン)さんと母親の包橋英(バオ・チャオイン)さん。
昨年8月、出稼ぎ先の広東省で妊娠に気がついた。ほどなくして2人は故郷に戻り、出
産に備えた。今年2月、エコー検査を受けた時には単胎と判定されたが、今月3日、病
院の検査で結合双生児であることが判明した。
2人は妊娠中絶を望んだが、すでに出産目前の時期。もう間に合わなかった。5日、帝
王切開で双子は生まれた。きわめてまれな「双頭の赤ちゃん」誕生は現地のビッグニ
ュースとなり、同じ病院にいる妊婦やその家族らが一目見ようと集まってきたという。
娘の誕生を見た廖さんと包さん。2人の顔に喜びはなかった。「双子の娘を授かったの
は、本来ならば嬉しいことです。ただ双子の娘を見た時、最初は受け入れられなかっ
たほどです」と廖さんは話す。
農民の自分がどうやって娘たちを養えるのか、分離手術はできるのか、娘たちはどう
やって暮らしていくのか。廖さん夫妻には多くの悩みが突きつけられた。「もしトラック
1台分のさつまいもを売ったとしても、入院1回分の費用にもならないでしょう」と廖さ
んは話す。
6日、専門家による会議が開催された。双子は頭部、脊柱、食道は二つあるものの、
心臓は一つ半、他の器官は一つしかない。分離手術は不可能との結論に達している。
(翻訳・編集/KT)
レコードチャイナ 2011/05/08
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=51161&type=1
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シャム双生児とかであれば、あの「ベトナム枯葉剤」の影響でのベト、ドクの例が
あるが、分離が不可能な「双頭の赤ちゃん」では、どのような原因があるのだろうか
中国であるを考慮すれば、様々な原因が考えられるが、親にすれば・・・。
で、こういう不幸な報道を知って思い出すのが、「双頭」のみの言葉から奇異な事象
のマッドドクターものと、黒人賛歌に寄与する白人と黒人の頭を持つ人間のドタバタも
のと、少しばかり報道からすれば「不謹慎」なものしか思い浮かばないのは、やはり
尋常でない状態の「赤ちゃん」でないが、映画的には「興味本位」なものしか作られ
ないからだろうか・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=lZIuFLJNIwA
「双頭の殺人鬼」 六十二年公開作
これはアメリカ産日本映画という、少し不思議なもの。
資本はアメリカだが舞台はすべて日本の「恐怖映画」・・・。
放射能・・・、これも今の時期は「不謹慎」のそしりだが、それを利用してあらゆるも
作り変えるのを研究する博士がいて、それを取材に来たアメリカの記者が実験台と
して「肩に違った人物」の生命を植え付けられてしまう・・・。
その発生の状況を克明に特撮するのだが、これがまた・・・。
と、今現在で見てしまえば「チャチ」そのものだが、このマツドドクターの思い切り怪
しい感じが、奇形量産のいびつな性格を滲ませていて、気味の悪い怖さを漂わせて
意外なほどに面白い展開となっている。
ただ殺人鬼かといえば、それは勿論誇大広告宣伝のそれであり、しいて言えばこの
怪しい博士のいびつな性格が「怖さの源泉」何しろ「放射能を利用した研究なのだから
空恐ろしい・・・。
にしてもアメリカ人から見た日本は、どこまでも芸者、富士山が定番なのは、この頃
から「鉄板」だったみたいである。
http://www.youtube.com/watch?v=gWHNA_j7h5A
「ミスターオセロマン 二つの頭を持つ男」 七十二年未公開作
こっちのものは、単に「お笑いもの」のそれも黒人賛歌を無理やりくっつけるから
冗談も笑えるものはなく、第一その扮装は「二人羽織り」という苦しいものだから、
「はれっ」と苦笑が起こってくる。
勿論白人の博士は頭脳優秀だが、癌で残り少ない人生にとって、自分の天才的な
頭脳を枯れさせるのは惜しくて、それであるなら手術でその頭脳のみ生かせる手法を
思いつき、実際に他人の肩に自分の頭部を移植する・・・。
その相手が死刑囚の黒人と、ここらからその聡明な頭脳と「差別主義者」の性格がボ
ロクソに貧相なやな男・・・・、もつとも最初から「天才的自分」という痛い人だから、それ
なりの腐れ博士、でね手術は成功し、目覚めた博士は黒人と「一つの身体を共有」にと
ち狂って、のベタな展開がロードムービみたいに延々と続き・・・。
そして最後は事故で瀕死の重傷を負えば、そこに黒人の意志が登場して、瀕死の重傷
から救ってくれる・・・。
と、この年代の「黒人賛美」の宴で、ハッピーエンドと、なんだかなぁな展開と偏った見方
に「げんなり」してしまう。
にしても「名優」と見られるレイ・ミランドは、仕事を選ばないのか、カエルに襲われる役や
こんな差別主義者の「二人羽織り」のけったいなものに出なくとも・・・。
と、映画は妄想の賜物としての「双頭」を作り出して、それにストーリーを作って、それなり
の映画に仕立て上げるが、報道の「赤ちゃん」ははたして・・・。
追加
現実的に生きている人もいるようで・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=BkKWApOAG2g&feature=related
堂々と生きているのを知ると・・・、中国の人もまた堂々と生きてもらいたいものです。
双頭の殺人鬼 THE MANSTER [DVD]/出演者不明
- ¥1,500
- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。