憲法上の「総理」の権限を最大限生かす「我等がリーダー」に対して、どこもかしこも
「批判の嵐」なのだが、それらが一切通じず懸命過ぎる「我流欲」には、メンタリティー
的に日本人は「理解不能」に陥ってしまう。
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恥知らず菅は“スピッツ総理”!キャンキャンむだ吠え連発
野党を「『恥の文化』に反する」とののしった菅直人首相に対し、政界では「それはあ
んただ」「キャンキャン吠えるスピッツのようだ」との怒りや脱力の感情が漂っている。
8日の衆院本会議。公明党の佐藤茂樹氏が「失政を重ねながら居座り続ける『恥知
らずな史上最低の首相』と烙印が押される前に、1分1秒でも早く身を処すべきだ」
と痛烈に批判すると、菅首相は「他人にすべての失政を押しつけて責任を免れよう
とすることこそ『恥の文化』に反する行動だ」と反発した。
ペテンを用いて内閣不信任案を逃れたり、民主党執行部に見放されても恥も外聞
もなく居座りを決め込んでいる菅首相が「恥の文化」を持ち出したことに、議場から
は「おまえが言うな」の失笑が。
自民党の石破茂政調会長は「われわれは責任があると認めている。勝手にけんか
を売っている。学ぶことや反省することがない人だ」と反発。公明党の漆原良夫国
対委員長は「この人はちょっと手を出すとキャンキャンする『スピッツ総理』だ」とあ
きれた。
スピッツは白い小型犬で、ドイツ語で「鋭利な」「尖った」という意味を持つ。「イラ菅」
の異名を持つ菅首相にはぴったりだ。かつてはむだ吠えするイメージを持たれてい
たが、現在は性格の改良が進んで、おとなしい犬が増えているという。菅首相の改
良はできないものか。
(夕刊フジ)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110709/plt1107091538001-n1.htm
【カイロ=加藤賢治】リビアの最高指導者カダフィ氏は、首都トリポリにアフリカ人雇い
兵を投入、反体制派が陥落を目指す首都の防衛を固めている。
軍の離反が相次ぐ中、カダフィ氏は金で動く私兵を動員、独裁体制を死守する構えだ。
カダフィ氏は1970年代以降、スーダンやチャドなど近隣諸国から雇い兵をかき集めて
きた。周辺国の領土紛争や内戦に介入し、自らの存在感を高めるためだ。
優秀な雇い兵の一部はリビア軍に編入したとされる。
正規軍と異なり、外国人雇い兵はリビア人への発砲を拒まず、反体制デモ弾圧の最前
線に駆り出されている。トリポリの住民は、25日に起きたデモ参加者への無差別発砲
で、雇い兵が銃撃したと証言している。
また、カダフィ氏は潤沢な石油収入を使い、私兵を募っているとみられる。ギニアやナイ
ジェリアでは1日2000ドル(約16万円)の報酬で、リビアでの雇い兵を募る広告が出て
いるとの情報もある。反体制デモが今月15日に勃発して以降、トリポリや北東部ベンガ
ジの軍基地には、雇い兵を乗せた飛行機が続々と着陸したとされ、ベンガジの反体制派
は、軍用滑走路を破壊して対抗した。
(2011年2月26日21時52分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110226-OYT1T00659.htm
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武力をもたなくとも「その座に居座る」のを、遠い中東の地ではいかがしたものだろうか。
「民衆蜂起」も起きず、無神経に捨て置けばその場に「居座れる」となれば、その野望は
次々に伝播していきそうで、良い教訓材料を「国民に示した好例」ととれば、観察に勤しむ
のも国民の「楽しみ」に昇華しそうだ。
もっとも「卑怯者」の烙印は押されたまま、今後はその「卑怯さ加減」がおおっぴらに披瀝
されるだろうが・・・。
で、日本の卑怯者と遠い昔アメリカで義のある強盗を「後ろから撃った」というので「卑怯
者」と呼ばれてしまい、いまだに「忌み嫌われる」人物も存在して・・・。
卑怯者の定義も幅広い・・・。
ただし「卑怯者」と呼ばれるのには、一定のそれなりの根拠もありで、一概に「おかしな
論法」ではないのだが・・・。
そんな卑怯者を扱ったものに、当時の強盗団を指揮したジェシー・ジェームスとその仲
間達も含まれるのだろう。
この義のある強盗「ジェシー・ジェームス」はアメリカ南部でつとに「ヒーロー」として有名
で、数々の映画が存在している。
その中で卑怯者の道理を説いたやつとか、義賊的青春とか、あるいはヒーローに奉りな
がら、ひとたび自分達に火の粉が降りかかれば、百八十度態度を変えて、殲滅に動き
出すとか「不条理」も存在してしまう稀代の英雄ものの三本を・・・。
強盗を正当化したような下記の弁明も残されたジェシー・ジェームスだが・・・。
「自分たちは何百万ドルを盗んでも咎められない政治家たちよりは道義的に優れている
ことと、自分たちは自衛のため以外に人を殺さず、金持ちから金を奪って貧乏人に配っ
ている」
弁明のための「セリフ」に、庶民の鬱積が現れ支持される「根底」が見える・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=qp2ppYB9fDo
「ジェシージェームスの暗殺」 〇七年公開作
この映画は異色な西部劇、そのほとんどが心理劇に割かれ、特有の「ト゜ンパチ」
はほとんどなし、まさに「英雄」達の内面は「疑心暗鬼」の「臆病者」の様相を呈して
上下関係における「心理的圧迫」がストレスを溜めていく。
そしてそれの爆発が「殺らなかったら、殺られる」の沸点となって「卑怯者」の誕生を
見せ付ける。
病んで来ると、こういった心理劇も頷けそうたが、そうでないと地味な作品の長さは
「お仕置き」に似て辛いものがある。
男達の嫉妬と羨望には、女のそれを凌駕する強烈さが存在してしまうのは、男という
生き物の悲しい性かも・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=jjNAPyKbybo
「アメリカン・アウトロー」 〇一年公開作
こちには一転、庶民に受け入れられるヒーローの誕生が反体制にあり、何より
参戦した「南北戦争」の負けが影を落としているから、より庶民、この場合南部の
だが、強盗の義賊化を後押ししてしまう。
なにより「青春映画」的面持ちで構成された映像は、「俺達に明日はない」以降の
無鉄砲さをよりアメリカンにしてしまう「娯楽西部劇」としたために、金をかけた割に
は何も残らない・・・。言い換えれば歴史上の人物でなくても通じてしまう「昔かたぎ
のアメリカ西部劇」を見ているようで・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=8ztuu7OEgbQ&feature=related
「ロング・ライダー」 八十年公開作
その昔の作品の方が、強盗のアウトロー的役割とね庶民の「心変わり」
の残酷さをよく現していて、マカロニに席巻されていたアメリカ西部劇の
「悲哀」を良く現している。
そしてこの映画の特質はやはり音楽にあり、ライ・クーダーのドブロは
砂塵まう西部にとことん似合う調べである。
そして町対強盗団の壮絶な打ち合いシーンは、「ワイルド・バンチ」のそ
れと対をはり、見ごたえ十分の迫力とアウトローの末路の悲しさとを同時
に映像に解けこませていた・・・。
この南北戦争敗戦の後の強盗には、庶民は喝采を浴びせるが・・・。
これがいつの時代でも不利益をこうむる庶民のあるべき姿で、庶民派とか
のプロ市民の成れの果ての権力者に、果たしてその庶民派の矜持は存在
していたか、単なる「伸していく為の道具」を、いま現在「保身のため」の行動
が見せているのでは・・・。
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- Amazon.co.jp といったところで、またのお越しを・・・。