ナンセンスの王道「マーズ・アタック」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

コメディー映画にも色々あるもので、社会風刺を織り込んだり、不満を揶揄したりとか

あるのだが、壮大な宇宙からの来訪者に対する地球で生きる人々の受け取り方も様々

な笑いに変化しるが、それ以上に最強・最悪な来訪者のコミカルさも笑いとなる。

そして人の死も、その範疇から抜け出すことなく・・・。




http://jp.youtube.com/watch?v=oC5O9NFWZCs

「マーズ・アタック」 九十六年公開作


その昔、「宇宙戦争」の一説「火星人来襲」をオーソン・ウェルズがラジオで流して

アメリカ中がパニックに陥ったという事実があり、火星人に対する受け止め方も

時代と共に変化し、「友好」を謳うもの、対決姿勢を露わにする者とさまざまな対応

に大統領もとぼけたと、すべてにおいて笑いを取る映画が、この「マーズ・アタック」

だが、単にカードゲームの世界を大金をはたいて映画にしてしまうのも流石だが、

そこに名の知れた俳優を配して、やたらめったらコミカルさを際立たせるのも最初の

うちは笑っていられるのだが、だんだん飽きてきてしまう。

その代わりにこのクリチャーの残忍だが愛嬌のあるスタイルが可笑しくなり、何も考え

ることなくただただ笑ってしまう。

明らかに「無意味」な、それでいてどこかに「間抜けな人間」が沢山いて、と笑いが絶え

ないが、それが延々続くとなるといつしか笑いも引きつり、飽きてくる。

だから途中でだれてしまい、もう真剣な目もなく内容も何でも良くとなって、最後の「ばぁ

ちゃん」が印象に残ったから、「パサディナのおばぁちゃん」を思い出した。

あの曲も、チャック・ベリーの曲を茶化しているのだが、アメリカ白人て言うのは、皮肉も

壮大だ。あの曲とは「ジョニー・B・グッド」で若者が白人にすればやんちゃなばあちゃん

頑張れとなって、笑いを取る・・・。ここらは黒人差別をおおっぴらに出来ないストレスか

今もその傾向が顕著で、大統領選もストレス溜まる白人は多いのでは・・・。

と横道にそれかかっている、いやこの映画、ジャック・ニコルソンをはじめ豪華配役陣が

のびのびと遊んでいるともとれる。

それを見させられていると、流石に飽きる・・・。

と、感想は「飽きた」で終わり・・・。



それでも、このデザイン、受ける。

マーズ・アタック!
¥1,890                       といったところで、またのお越しを・・・。