どうも。「テレビはオワコン」と賢ぶっているにもかかわらず、インターネット上に蔓延する陰謀論に騙される奴こそオワコンです。

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ピクニック』です。

ある日、パリから郊外にピクニックにやって来た家族。男たちがうたた寝している間に、一家の妻と娘はそこで出会った青年たちに誘われ、ボート遊びに興じていく……（映画ナタリーより引用）。1936年製作のフランス映画で、2015年日本公開作品。監督はジャン・ルノワールで、出演はシルヴィア・バタイユ、ジャーヌ・マルカン、アンドレ・ガブリエロ、ジャック・ボレル、ジョルジュ・ダルヌー、ポール・タン、ガブリエル・フォンタン。

ジャン・ルノワールが『大いなる幻影』の前年に監督した中編映画です（上映時間40分）。撮影後、フランス侵攻したナチスドイツによってフィルムが破棄されました。しかし戦後にオリジナルフィルムが発見され、アメリカに亡命していたルノワールの了解を得て編集されたものが1946年に公開されました。やはりナチスはクソですね。

ストーリー自体は後年に何百本も作られたような定番のラブストーリーです。しかし説明的台詞に頼ることなく、自然の風景と出演者の表情で情感を表現しています。

個人的に娘がブランコに乗って漕ぐシーンは、アニメ『アルプスの少女ハイジ』のオープニングみたいで好きです。撮影当時、カメラは現代より大きかったはずなので、どうやって撮ったのだろうと気になりました。

そうは言っても、40分という短い尺では少々説明不足であることを否めないという感想なのです。

★★☆☆☆（2025年11月2日（日）インターネット配信動画で鑑賞）

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【映画評】ピクニック