【映画評】地獄へつづく部屋 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

どうも。「他人や社会のせいにするな。自分のせいだ」という年寄りが若者に説きがちな自己責任論は、真に社会問題がある場合に声を上げることを抑圧し、自己肯定感を低下させる亡国の愚論でしかないのです。

 

それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『地獄へつづく部屋』です。

 

無事に一夜を過ごした者に1万ドルを与えるという約束で幽霊屋敷に集まった5人が恐怖の一夜を過ごす。1959年日本公開作品。監督はウィリアム・キャッスルで、出演はヴィンセント・プライス、キャロル・オーマート、リチャード・ロング、アラン・マーシャル。

 

B級怪奇映画でありながら、当時怪奇映画スターのヴィンセント・プライスが出演しています。

 

設定やストーリーはありがちなものです。それでジャンプスケア演出が多用されています。ジャンプスケアとは、観客を驚かせ恐がらせることを意図して主に大きな恐ろしい音と共に映像や出来事を突然変化させるテクニックのことです(Wikipediaより引用)。

 

本作では何度も女優が絶叫したり、突然骸骨が現れたりします。劇場公開時には映画館の天井から骸骨を吊るすという反則技まで用いたそうです。

 

こうした演出は生真面目な映画ファンにとって不快なものでしょう。しかし映画は見世物であるという原点回帰でもあると言えるのです。

 

★★☆☆☆(2025年1月13日(月)インターネット配信動画で鑑賞)

 

 

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