北秋田市民(旧阿仁町民)は、山林で採れた山菜、タケノコ、キノコを保存する方法として、それらを水煮の缶詰にしてきました。自家消費用だけでなく、贈答用としても販売用としても利用してきました。
自宅に缶詰できる設備がある家庭は極めて稀なので、森林組合の加工場が依頼を受けて缶詰にします。森林組合が缶詰を商品化して販売することもしています。
しかし、過疎化・高齢化により山林に入る人が減少し、缶詰作りを依頼する件数も減少しています。また缶詰は荷物として嵩張るので、贈答用や販売用として敬遠されがちです。
その時代の流れに乗って、山菜やキノコの保存にプラスチック袋が使用されるようになってきました。真空パックされた水煮は保存が利き、缶詰より嵩張りません。道の駅などの直売所では、その方法による商品が出回っています。
ところで、環境保護の名目で小売店でのレジ袋有料化が実施されています。それほどレジ袋=プラスチックごみを減らしたいのならば、販売用の山菜やキノコを缶詰で売ればいいのです。空き缶の方が再利用し易そうです。
昔、酒屋がビールやジュースの空き瓶を回収していました。本気で環境保護に取り組むならば、食品を缶詰又は瓶詰にしていた昔に戻るのが得策です。
まあ、結局何が言いたいかというと、みんなナメコの缶詰を買えよって言うこと!(プロレスラーKENTAのバックステージコメントの真似)。

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