9月17日(土)・18日(日)、秋田県秋田市のエリアなかいち特設会場で「ABSまつり2022」が開催されます。
某在京キー局がお台場で大々的に行うイベントの地方局バージョンだと思えば分かりやすいです。コロナ禍によって3年ぶりの開催ということになります。
私が注目しているのはステージイベントの出演者です。17日の出演者はDEKILUCO亜弥子、ハリウッドザコシショウ、いぎなり東北産で、18日の出演者はキャミソウルブラザーズ、柴川勇介(柴田トオル、長谷川瞬、ササキユーキ、keisuke)、高田由香です。DEKILUCO亜弥子が大仙市在住で、いぎなり東北産の律月ひかるが秋田県産ではありますが、17日の出演者は全員が秋田県出身者ではありません。それに対し、18日の出演者は全員が秋田県出身者で秋田県内での活動をメインにしています。
この18日のキャスティングは実に良いことです。「ローカルタレントの地産地消」が実現しているからです。東京からタレントを呼んで仕事をしてもらえば、その報酬は東京の所属事務所に振り込まれます。地方の富が中央に流出するのです。この繰り返しが地方の衰退を加速させます。それよりも地方でタレントを育てることによって地方の富を地方で循環させるのが良策です。
現在ではYouTubeやTikTokなどのSNSによって、地方を拠点にしながら芸やネタを全国に発信することが可能になっています。そこでバズれば全国的に知名度を上げることができるでしょう。その結果、ローカルタレントでありながら東京で仕事をして報酬を得ることもできます。中央の富を地方に流入するのです。
勿論それを促進させるためには、ローカルタレントのレベル向上が必要です。そして、そのレベルを上げるのは地元民の育てようとする意欲と応援にかかっています。田舎だからと卑屈になることなく、堂々と地元の誇りとなるローカルタレントを育てましょう。それが郷土愛です。
ABSまつり18日の出演者たちのパフォーマンスが観る者の心に響き、そうした意欲が高まるきっかけになることを願っています。
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