共同通信社が8月29、30両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、内閣支持率が前回8月22、23両日の調査より20.9ポイント増の56.9%でした。
これは8月28日に安倍晋三首相の辞意表明を受けての結果です。退陣する内閣の支持率が大幅に上昇するという珍現象が起こっています。
「安倍辞めてくれて、ありがとう」という皮肉交じりの「支持」ならばいいのですが、おそらく「安倍さん、今までお疲れ様でした」という慰労の意味での「支持」でしょう。マスコミが権力を批判する報道機関としての役割を放棄して、そのように薄気味悪いムードを作っていますから。
まともな大人であれば、現行内閣を支持するか否かは政策とその結果から理性的に判断するものです。印象やイメージから感情的に判断するのはバカです。
共同通信社の世論調査が正しいとすれば、少なくとも日本人の5人に1人はバカということになります。国政の頂点の座に居座り続けたバカがいなくなっても、その5人に1人のバカどもがいる限り、日本の未来について絶望的な気持ちになります。
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