【映画評】ゴーストライダー2 | じゃんご ~許されざるおっさんの戯言ブログ~

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このブログは、田舎で暮らすおっさんの独り言を日々書き綴っています。ブログタイトルの「じゃんご」とは秋田弁で「田舎」のことで、偶然にもマカロニウエスタンの主人公の名前でもあります。何となく付けてみました。お時間があれば、広い心で御覧になってください。

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父親を救うため悪魔と契約し、自らの中に復讐の妖精=ゴーストライダーを宿したジョニー・ブライズは、時折、本人の意思とは関係なくあふれでるゴーストライダーの闇の力を押さえつけることに苦しんでいた。そんなある日、ある僧侶から、最強の悪魔が新しい体として狙っている少年を助けてくれという依頼が舞い込む(映画.comより引用)。2013年日本公開作品。監督はマーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラーで、出演はニコラス・ケイジ、キアラン・ハインズ、ヴィオランテ・プラシド、ジョニー・ホイットワース、クリストファー・ランバート、フォーガス・リオーダン、イドリス・エルバ。
 
マーヴェル・コミックのキャラクターを実写化した映画です。悪魔を宿した人間という設定は『デビルマン』、バイクに乗って登場するのは『仮面ライダー』、顔が髑髏で高笑いする姿は『黄金バット』と、何故か日本人に馴染のあるキャラクター設定になっています。
 
主演のニコラス・ケイジは、自身の芸名や息子の本名にまでアメコミのキャラクター名を付けるほどのアメコミ愛好家で、それが本作の出演理由でしょう。そう言えば『キック・アス』にも出演していましたね。また、出演作品にアクション映画が多く、芸術家が多いコッポラ・ファミリーの中では異端児扱いなのでしょうか。
 
ケイジは顔立ちのおかげで苦悩する役が似合います。本作でもゴーストライダーの力を押さえつけることで苦悩しています。しかし、ゴーストライダーが表面に出てくると、人格が豹変してハイテンション演技に変わります。そのシーンのケイジは、すごく楽しそうに見えます。この苦悩から悪への豹変は『フェイス/オフ』の逆パターンですね。
 
ゴーストライダーは悪魔なので、敵の殺し方が酷いです。雑魚たちは、ほとんど焼き尽くされます。また、敵役のブラックアウト(ジョニー・ホイットワース)も悪魔なので、殺し方が酷いです。触れたものを全て腐らせます。それではデーモン閣下も悪魔なので、殺し方が酷いのかと余計な想像をしてしまいます。
 
近頃のアメコミ実写化作品にしては、上映時間が95分と短く、話がサクサクと進みます。ストーリーにキリスト教が絡む部分があっても、難しく考えることはありません。深読みせず、派手なアクションを気軽に楽しめる娯楽作品になっています。
 
★★★☆☆(2018年10月17日(水)DVD鑑賞)
 
スタン・リーよ、安らかに眠れ。
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