地方点描:歌の力[大館支社編集部]
歌には不思議な力があると思う。落ち込んだ気持ちを元気づけたり、疲れた心を癒やしたり。そんな歌の力を信じて大館市のシンガー・ソングライターちさとさん(19)=本名・大川千里=は、障害のある人や病気で苦しむ人の力になりたいと県内外のイベントなどに出演し、ギターの弾き語りをしている。
ちさとさん自身、高次脳機能障害がある。小学3年の時に白血病を発症、間もなく患った脳梗塞の後遺症だ。外見からは分かりづらいが、記憶力や集中力が低下、計画を立てて物事を実行するのも苦手という。闘病生活や障害を理解してもらえない苦しみなどにさいなまれる中、支えになったのが音楽だった。高校1年からギターを始めると夢中になり、ステージに立つようになった。
転載元:秋田魁新報電子版
【ここから私の意見】
昨日に続いて、大館のシンガーソングライターちさとの記事が秋田魁新報に掲載されています。本日11月8日付の紙面はこちらです。

秋田魁新報に二日連続で登場するとは、大したものです。秋田魁新報社としては、自社が運営するクラウドファンディングサービス「FAN AKITA」の成功例なので、大きく取り上げたいという意図もあるのでしょう。
記事中で、ちさとは「音楽で成功したいなんて全く考えていない」と発言しています。確かに超満員の日本武道館で単独コンサートをやりたいなどという、矢沢永吉チックな野望を抱く必要はありません。しかし、より多くの人たちに弾き語りを聴かせるためには、知名度を上げて、音楽イベントからの出演オファーを増やす努力はした方が良いと思います。
ところで、ちさとは秋田の芸能事務所ダースエンターテイメントと提携していたはずです。そのダースエンターテイメントの筆頭タレントであり、秋田を代表するローカルアイドルグループでもある「pramo」が、今年12月29日のライブイベントをもって無期限活動休止になるというニュースがありました。
ダースエンターテイメント内部に何かあったのか。そして、ちさとがダースエンターテイメントと提携中ならば、ちさとの音楽活動に影響は出るのか。ちょっと気になります。
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