ババ(お婆さん)が容器からヘラですくって盛るから、ババヘラアイスという名になりました。二色のアイスで薔薇の花のような形に仕上げます。夏になると道路沿いで売られているのを見かける秋田名物です。昨日は暖かかったので、美味しく食べることができました。ところで、岩手県と宮城県では条例により「アイスを容器からヘラですくって売る」ことが衛生上の問題ありとして禁止されているそうです。だから、両県で秋田物産展があっても、この綺麗なババヘラアイスではなく、単なる二色アイスを販売することになります。両県民は本物のババヘラアイスを食べたかったら秋田に来るしかないので、ありがたいことです。
次は、能代市二ツ井にある三國屋のソフトじゃっぷう(350円)です。


通常のじゃっぷうが200円のところに、ソフトクリームを付けて350円です。じゃっぷうとは、苺味のシャーベットのようなもので、その名は「じゃぶじゃぶに溶けたくらいが美味しいから」という理由で付けられました。旧二ツ井町出身者にはお馴染みでも、それ以外の秋田県民はほとんど知らないという隠れた名物アイスです。ソフトクリームから食べ始め、じゃっぷうに到達すると、食感が変わって、より美味しくなります。
冷たい物が続いたところで、甘い物のラストは、地元阿仁地区にあるJAふれあいショップひまわりのしょこらバターもち(80円)です。



バター餅とは、餅米にバター、砂糖、卵黄を入れて搗いたもので、バターの脂分によって寒くても固まりにくい特徴があります。北秋田市がプッシュしている和洋折衷スイーツです。そのバター餅にチョコレートを合わせた、期間限定のチャレンジ商品が、しょこらバターもちです。餅にチョコレートだとミスマッチ感がありますが、バター餅にはバターが入っているので、チョコレートと相性は悪くありません。バター餅の可能性を広げるため、このようなチャレンジは積極的に行うのが良いと思います。
主食もデザートも食べ終わり、次回は「ちさと&ROCK編」です。
美味しいスイーツがある秋田へおいでよ!