『孤独のグルメ【新装版】』を読みました。

1997年に発売された単行本と、内容がほぼ同じです。単行本の内容は、次のとおりです。
- 第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
- 第2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
- 第3話 東京都台東区浅草の豆かん
- 第4話 東京都北区赤羽の鰻丼
- 第5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
- 第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ
- 第7話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
- 第8話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
- 第9話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼
- 第10話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食
- 第11話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
- 第12話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
- 第13話 東京都渋谷区神宮球場のウィンナー・カレー
- 第14話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
- 第15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
- 第16話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
- 第17話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
- 第18話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子
新装版では、これらに「特別編 東京都内某病院のカレイの煮付け」が加わります。まさかのグルメ漫画に病院食です。この特別編において、主人公・井之頭五郎の育ての親だった祖父が古武術の館長で、高校くらいまで毎晩こってり絞られたという事実が明かされます。これが第1巻第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」と、第2巻第4話「東京都三鷹市下連雀のお茶漬けの味」で披露される、五郎のアームロックとリンクしているのです(テレビドラマ版Season1第2話「豊島区 駒込の煮魚定食」では、少年期の五郎が祖父から将棋を教わっています)。
また、単行本巻末にあった、原作者・久住昌之によるエッセイ「釜石の石割り桜 あとがきにかえて」は、新装版では「【特別鼎談】久住昌之×谷口ジロー×川上弘美」になっています。制作裏話から五郎への思いまで語られています。テレビドラマ開始前なので、「実写版にしたら、五郎役は誰?」という話題に触れられ、ニコラス・ケイジという案が出ています。しかし、実際の五郎役は松重豊です。ニコラス・ケイジと松重豊……。何だか分からなくもありません。
私の手元には第1巻の単行本、新装版、文庫版と第2巻の合計4冊の『孤独のグルメ』があります。前三者については内容丸かぶりです。それでも良いんです。自分にはこういうのがお似合いなんですよ。
テレビドラマ版についてはこちらで
『孤独のグルメ』Season1 http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume1/
『孤独のグルメ』Season2 http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume2/
『孤独のグルメ』Season3 http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume3/
『孤独のグルメ』Season4 http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume4/
『孤独のグルメ』Season5 http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume5/
『孤独のグルメ』を読みたいという方はこちらへ