ロキソニンは危ない薬だった!? | 医大生DJブログ。

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【劇薬】
薬事法にもとづき厚生大臣が指定する一群の医薬品。
毒性が強く中毒量と常用量がきわめて接近しているもの,副作用の発現率が高いもの,常用量で激しい薬理作用を示すものなど,使用法を誤ると危険なものが指定される。
同様の主旨で指定されるものに毒薬があるが,通常劇薬の毒性は毒薬の約1/10。おおむね50%致死量が1kgあたり300mg以下のものが劇薬に指定されている。直接の容器や包装には,白地に赤枠,赤字で品名と〈劇〉の文字を記載し,他の薬物と区別して貯蔵,陳列しなければならないことになっている。(出典:世界大百科事典 第2版)




なんとこの薬事法上の劇薬の指定に、あのロキソニンが入っていたらしいです。



しかし2010年1月20日に劇薬指定が解除になったとのこと。



その理由はあまりよくわかっておらず、劇薬だった頃と成分や薬量は全く変化していないそうです。




今では薬局でも買えてしまうロキソニンですが、

元々は他の薬物と区別して貯蔵管理されていたくらいの薬剤ということになります。




痛み止めとして日本でも医療現場で1、2位を争うほどの人気で、
あまりにも有名なロキソニンですが、




用法用量はしっかりと守って服用しないといけませんね。





-------2016年1月20日以下追記---------

「ロキソニンが死亡率50%」だという記事が最近ネットで出回り、その記事の参考先として僕のブログのこの記事が取り上げられている為に、僕の記事がさも「ロキソニン死亡率50%」の根拠であるかのように勘違いなされた方もいらっしゃると思いますが、ロキソニンが死亡率50%というのは全くのデタラメであり、また僕のブログでもそのようなことは一切書かれておりませんでした。

当時2013年7月はロキソニンの店頭販売許可が完全に定着してみんなが気軽に飲むようになっていった時期でした。
そうすると"定められた用量では効かないから"といって一度に何錠も飲む人がいるという話を聞いたことがありました。

僕のブログの2年前のこの記事は何が言いたかったのかというと、
「ロキソニンが医師の処方箋無しで手に入るようになった→ロキソニンは安全な薬になった」
と勘違いしてはいけない

ということです。
これを印象つける為にロキソニンが劇薬であった過去を書かせていただきました。
ロキソニンは劇薬だったことは間違いのないことであり、その名残で劇薬の棚にロキソニンのラベルだけがまだ残っている病院すらあります。
もちろん現在は劇薬ではないのですが、2年前のこのブログ記事にも書いてある通り、劇薬解除になった後も成分が変わったということもありませんでした。

僕自身もロキソニンをよく服用しますし、いい薬だなと思います。
ただ用法、用量を守って服用をするべき薬なんだなと再認識していただけたら幸いです。


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djYu-ji


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