何か、いつの間にかこういう本が出ていました。
「巫女さん入門」。
近所の小さな本屋さんをぶらぶらしてたら、いきなりこんな本を見つけて、吹きだしそうになってしましました。
で、即買い。
なにも怪しい本ではなく、東京の神田明神が監修している、とてもまともな本です。
そういえば神田明神は毎年巫女入門みたいな催しをされているんですよね。
今年の7月に出版されてたっぽいです。
上のページは、巫女さんの舞の写真、それから巫女の装束の写真が載っています。
さらに、巫女装束の着付けが図解で!
もし私がお正月の臨時巫女になる直前だったら、飛びついてたなー。(今でも十分飛びついてますが)
装束の着付けって最初は難しいから、その復習、見たいな感じで。
コスプレしたいあなたもこれでバッチリです(?)
足袋の履き方までイラスト入りでわざわざかいてあるのがいかにも現代。
なんと、マニアックにも「千早の紐の結び方」まで載っています!!
巫女の袴ならまだしも、千早の着方まで知りたい人がどれだけいるか?
元巫女としては、拍手を送りたいです。
私は本職になる前、結婚式のバイト時代に覚えたんですが、これも最初は頭がこんがらがって・・・。
ちょうちょ結びにしちゃうより、絶対こっちのほうがきれい。
結婚式場のバイトでテキトーにやっちゃってる人は、ぜひ覚えてみてほしい。
んで、他に驚嘆したのは、いろんな作法が載っているページ。
神道の作法には、いろんな決まりがあるんですよ。
正座と二礼二拍手だけが神社じゃない。
小揖(しょうゆう)とか、跪居(ききょ)とかいう言葉を聞いて、分かりますか?
普通の人には分からないはずです。私も、本職の巫女になって知りました。
「しょうゆう」はお辞儀に関すること、「ききょ」は立ち座りの作法に関する動作の一つです。
この本には、そうした作法まで紹介されていてびっくりします。
巫女になりたてのころだったら、絶対参考にしてたな・・・。
上の写真は、巫女の歩き方の作法です。
で、こんな漫画も載ってます(笑)。
巫女の一日。
神田明神の巫女さんは、こんなふうに一日を過ごしていらっしゃるようです。
他の神社にも、共通することは色々あると思います。
この本では、まずはじめに、神道や神社全般のことについて解説してあります。
神田明神についての説明もあり、作法のページでは、参拝の作法や玉串のささげ方などオーソドックスなものも。
「大祓詞」も全文掲載、さらに現代語での解説付き。唱える時の作法まで載っています。
他に、これから巫女になろうと思う人に参考になる、巫女さんのインタビューにもかなりページが割かれています。
もちろん、この本に書かれていることが、全国すべての神社の巫女にぴったり当てはまる、とは言えません。
助勤であれ、本職であれ、奉仕先の神社のやり方に習わなければなりません。
しかし、かなり参考になる、今までに無かった本だと思います。
ネット上で巫女のことを調べようと無駄に時間を浪費するよりも、この本を一冊買ったほうがよほど有益です。
インターネットには、たくさんの情報があるように見えて、実際は自分の知りたいことなんてほんの少ししか転がっていない。誤解や偏見も多いです。そういうことを感じて、私もこのブログを始めたのでした。
とはいえ、これから巫女になる人は、こういう知識をしっかり持っていなければいけないということではなく、むしろ仕事の習得の邪魔になることもあります。勉強していても、賢こぶったり、ひけらかしたりせず、素直な態度で先輩や上司に従って下さい。
この本の巫女の心得にもありましたが、「常に謙虚な姿勢を忘れないこと」「感謝の心を大切にすること」。大事ですね。
あと、どうでもいい話なんですが、この本を発見したのは、書店の「こどもの本」コーナーでした(笑)。
将来なりたい職業、みたいなノリで置いた??これは高校生~大学生、せいぜい中学生の女子までを対象にしている感じなんですが・・・。正しい分類は、どこのコーナーなんだろ?大きい書店なら「宗教」?
この本、ルビ(読み方)が結構ふってあるので、神社や神道の入門書としても、かなりお勧めです。
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