情けない・・・

岸田外相「国際社会で互いに非難控える」
岸田文雄外相は28日、ソウルで韓国の尹炳世外相と臨んだ共同記者発表で「軍の関与で女性の名誉を深く傷つけた。日本政府は責任を痛感している。安倍晋三首相は日本国の首相として改めて慰安婦すべての方々に心からおわびと反省の気持ちを表明する」と述べた。
岸田氏は「日本政府はこれまでも真摯に取り組んできたところ、その経験に立ち、日本政府の予算により全慰安婦の心の傷を癒す措置を取る。韓国政府が元慰安婦の支援を目的とした財団を設立し、日本政府の予算で資金を一括で拠出し、日韓両政府が元慰安婦の方々の名誉と尊厳を回復し、心の癒しのための事業を行う」と説明。
また、「今回の発表でこの問題が最終的、不可逆的に解決されることを確認する。国連および国際社会で互いに非難、批判することを控える」と述べた。
以上。引用終わり。
http://www.sankei.com/politics/photos/151228/plt1512280027-p1.html
日本人の悪いところは、中途半端な善意である。
韓国の反日感情は、もちろん韓国自身が悪いのだが、日本人に責任があるとしたら、こういうところだと思う。
イギリスは、アヘン戦争を引き起こしたことで、一度も中国に謝罪なんかしないだろう。
アメリカも、黒人奴隷を使っていたことを、決して悪びれる様子はない。
要するに、歴史の必然を、今になって謝罪しても意味がない。
こんな会談をしても、将来に禍根を残すだけである。
そもそも、「従軍慰安婦」なんて、存在していない。
韓国の主張する、ン万人の女性を強制的に連行したとか絶対にないわけで、
それをまた中途半端にあやまり、金を出し、
これではやってもいないことを認めるようなものではないか。
はっきり言って、韓国人は、この問題を収束させる気はさらさらない。
およそほとんどの社会運動がそうであるが、
それらは問題の解決を願うのではなく、問題の存続を実は願うのである。
問題の存続こそ、自らの存在意義であり、
問題の解決は、自らの存在意義がなくなる。
例えば、挺対協がこれをもって解散するわけがないのは、火を見るよりも明らかだ。
彼らはこれからも難癖をつけ続けるし、
慰安婦像も撤去しないだろう。
日韓基本条約も守らない、
そして多国間条約であるウィーン条約も守らない、
このたびの合意だって、後にいくらでも難癖をつけられるだろう。
とにかく、これをもって思うのは、
結局この会談は、アメリカの意思だろう。
日本も韓国も、アメリカの手のひらで踊らされているだけに過ぎない。
日韓がこの件をもって妥協するというのは、アメリカの強い意向だからだ。
こんな茶番に付き合わされたことが残念でならない。
国力がないと、名誉まで失うことになるいい例じゃないだろうか。