<最低賃金>「1500円に」引き上げ求め若者がデモ 東京



最低賃金1500円の実現を求め、雨の中で声を上げながら歩く人たち=東京都新宿区で




政府が掲げる最低賃金1000円(時給)への引き上げでは生活苦は解消されないとして、最低賃金1500円の実現を求めるデモが13日、東京都内で行われた。主催者発表で約500人が参加した。


 デモは大学生や20~30代の非正規労働者などでつくるグループ「AEQUITAS」(エキタス=ラテン語で公正の意味)が企画。参加者は東京都新宿区の柏木公園を出発し、「最低賃金今すぐ上げろ!」「中小企業に税金回せ!」などと訴えながら、約1時間半かけてJR新宿駅周辺などを練り歩いた。


 エキタスは大幅な最賃引き上げを求め、すでに10月17日、都内で約700人が参加するデモを実施。20日に福岡市と名古屋市、23日に札幌市でも同様のデモが計画されている。




以上。引用終わり。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1213/mai_151213_8447879457.html




厚かましいですね・・・


最低賃金を1500円にした場合、予想されるのは次の二つ。

1.失業の増加
2.物価の上昇



証明は労働市場の需要・供給分析をすれば、30秒で終わる。


▼労働市場の需要と供給の関係




今、点Pで均衡しているのが、賃金を上げたら、新たな均衡は点Qになる。

で、Qになれば、賃金は現状より上がるものの、現状の雇用者数より雇用が減るため、

その分だけ失業が生じることがわかる。


つまり、企業はまずは数量調整を行い、従業員のクビを切るだろう。


ただ、すみやかな数量調整を行うことができない企業もある。

その場合は、やはり生産コストが上がった分を価格に転嫁する。

それが持続的に行われれば、それはインフレになるだろう。


で、賃金が上がったところで、インフレになれば、

賃金上昇分は相殺されて意味がなくなる。



以上の分析は、高校生の政経を勉強すればわかることだし、

大学で社会科学を真面目にやれば、誰でもわかることだろう。



もしも私が経済学部の教授だったら、

このデモに参加しているだけで、不可にするw



もちろん、安倍政権は年2パーセントのインフレターゲットを設定しているので、

適度なインフレは政策的に意図しているものであるし、

そもそもそれは経済的に望ましいことでもある。

そのための最低賃金1000円ということだろうが、

私はそれにも反対だ。


地域振興券もそうだったが、

朝三暮四みたいな経済政策はおよそ全て反対だ。


(でも、地域振興券は買ったけどね・・・目



それにしても、

このデモは少し厚かましすぎやしないだろうか??

この人たちは、自分さえ良ければ、どうでもよいのだろうか??




私だったら、

自分のスキルを上げて、労働市場における自分の価値を高める方が

はるかに手っ取り早いと思う。


語学力をつけて、資格を取って、

雇用者の方がそれだけの金額を出すからぜひ来てくれ、と言われるようにするだろう。




つまり、こんなデモは努力の仕方と向きを間違っているし、

社会をミスリードするうえ、

まさにルサンチマンの具現でしかなく、

はなはだ社会にとっては迷惑である。


うちの息子と塾生たちには、

こんなデモに参加することに時間と労力を割くくらいなら、

本読んで、たくさん学んで、

強くポジティブに生きていくことを勧めていきます。