昨日、ソチ五輪女子フィギュア・フリープログラムを見ました。
ショートプログラムで真央ちゃんは信じられない結果だったので、最後は気持ちよく演技してほしいと願って見ていたのですが…
見終わった後は、バンクーバーの時と同様、感動しました。
なんというか、オリンピックは、メダルの有無じゃないです。
それは結果として、付いてくるものに過ぎず、
やはり、メダルよりも人々の記憶に残るものって、いくらでもあるのです。
僕は、結果が出ることよりも、むしろそのプロセスの方が好きだったりしますが…、
みなさんは、どうでしょうか?
さて、ここでは、「結果」ということに絡めての話になってしまうのですが、
ショートが終わった段階で、真央ちゃんの順位は16位。
つまり、真央ちゃんは普段どおりの力を発揮できなかったわけです。
でも、塾生には、これは他人事だと思わないようにしてほしくて、
このように本番で力を発揮できないことは、勝負の世界では多々あることなのです。
今年も受験生を送り出す前に僕が言ったことは、
「普段どおりの力を出してきてくれ」でした。
試験会場では、普段どおりの力を出すこと、
これが全てです。
そのために、
1.体調万全であること
2.試験会場に時間どおりに到着すること
3.忘れ物をしないこと
この3点を受験前に全員に確認しました。
しかし、試験会場で普段どおりの力を出すことは、予想以上に難しく、
それは常日頃意識しておくことだと思っています。
指導上も、すごく大事なことじゃないかと思っています。
真央ちゃんには、相当のプレッシャーがあったと思います。
受験生にも、国を背負うまではいかなくても、相当のプレッシャーがあるはずです。
それを克服し、試験会場で普段どおりのパフォーマンスをすること、
このメンタルを要請していかねばならないと思いました。
それにしても、フィギュアスケートは見ていて感動しました。
採点はいつも不可解ですが、
でも、世界で真央ちゃんしかできないパフォーマンスを見ることができた。
チャレンジする姿勢、これは本当に美しいです。
日本を代表して真央ちゃんが出てくれたことに、
日本人として誇らしく思います。