国際人養成に「グローバル校」 文科省、100校指定へ
朝日新聞デジタル 8月16日(金)5時42分配信
【岡雄一郎】海外でも活躍できる「グローバル人材」を育てるため、文部科学省は来春から、先進的な高校を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定して支援する。初年度は全国の100校を指定し、英語力だけでなく、幅広い教養や問題解決力も身につけた生徒の育成を促すという。
文科省は、100校の指定を前提に、留学経費や人件費などを支える国費として、20億~30億円程度を来年度予算の概算要求に盛り込む予定だ。
SGHは、「世界と戦えるグローバルリーダーを育てる新しいタイプの高校」として、安倍政権が6月にまとめた成長戦略に盛り込まれた。英語を中心とした外国語力に加え、課題を見つけて解決する能力や歴史・文化などの教養も重視して教える。必要に応じて、学習指導要領によらない教育が可能な「教育課程特例校」にも指定する。
朝日新聞社
以上。引用終わり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130816-00000006-asahi-soci
最近私は、考えていることがある。
日本人への英語教育は、一種の愚民化教育ではないか、ということを。
英語…、まさに強迫観念かのように英語学習熱が高まっているが、
たとえば、大学受験までに必要とされる数千時間(1日1時間だとして、それが中高6年間であるとしたら、約2,000時間!!)だと仮定して、
その時間をもしも経済学に捧げたとしたら、
どれほどの経済エリートが誕生するだろうか、と考えた。
もちろん経済学じゃなくてもかまわない。
もしもその時間を法学にささげたとしたら、
どれほど日本の法曹界のレベルが上がるだろうか。
私だったら、海外で活躍できるグローバル人材をつくるとしたら、
英語なんか通訳つけてやるから
安心して学習しないように!
と言って、英語は科目から外しそうだ。
で、その通訳をやってお金を稼ぎたい人だけが、
英語をバリバリやればいい、と思うわけである。
小学生に英語とか、
公務員にTOEFLをとか、
そんなことばかり言っておいて、さらにSGH、とか何とかつくるみたいですけど、
英語なんか実は適当でいいから、って言いたい。
その代わりに、日本語でもっとマシな学習をしたほうがよい。
そもそも、歴代のアメリカ大統領が、どれだけ第二外国語のコマンドがあったのだろうか。
私としては、海外のトップエリートは、英語と似た系統の言語はある程度できるとしても、
ほとんど使えないんじゃないか、と思っている。
さて、ここまで書いたところで、疑問が生じる。
なぜ、英語塾の先生がこんな発言をするか、であるが、
自らが英語講師だからこそ気がついたんじゃないか、と自分では考えている。
もしかしたら見当ちがいな見解かもしれないが、
少なくとも、自分が英語講師だからといって、
英語をやれやれ、みたいな押し付けは絶対にするまいと思う。
(HPの内容も、そのうち書き換えよう…)