2の続きです。


只管朗読のススメ、について、かいつまんで転載します。



『只管朗読においては、


 1.意味の理解できている英文をできるだけ反復音読することが欠かせない。

 2.読むのであれ書くのであれ、英文を体に覚えさせなくてはならない。



 「単純なことを愚直に繰り返す」という、その意義を心でちゃんと受け止めることが出来るか否かが、只管朗読の成否を握っているのです。それがここ30年間、いろいろな人を観察してきた私の結論です。


 同じことを繰り返すなんて、飽きてしまって、時間のムダと考えるのは、ごく普通だと思いますが、そこを飽きない人が飛躍するのです。なぜ彼らは飽きないのか。


 はた目には単調な繰り返しに見えても、当人たちは、技術の奥行き、質の進化ということを生き生きと感じているのです。それに惹かれて、繰り返せるのです。まさに彼らにとって、繰り返しとは無限の喜びなのです。


 中学の英語の教科書と一口に言っても、習熟度というものさしを当ててみれば、そこにはかなりの違いがあるのです。今の学校教育で一応よしとされている程度では、使い物にはなりません。基礎としての役割を果たせていないのです。おそらく、飛躍も発展もないでしょう。みなさんはその質の到達点を、具体的に示してほしいでしょう。それは、次の5つです。


 1.英文をひっくり返さずに頭から順番に読んで意味がわかる。

 2.日本語が頭に浮かばないのに、意味がイメージとして実感できる。

 3.ふつうのスピードで吹き込まれた付属のテープをテキストを見ずに理解できる。

 4.音読がネイティヴ・スピーカーにらくらくと通じる。

 5.文のどの部分が、他の言葉と入れ替え可能かという、基本的な予測力がある。  』



以上です。




生徒によく言うのは、「毎日やること(課題)が同じって言える奴は、だいたい間違いない。毎日やることをコロコロ変えている奴は、信用ならない」です。


つまり、計画的に学習していれば、自然に単調な生活リズムになります。毎日やることは決まっていますし、それを継続するからです。



 「単純なことを愚直に繰り返す」


これが、学習においては最重要です。




子どもたちにしてみれば、やはり、そんなつまらないことよりも面白いことがたくさんあることは知っているでしょうし、反復練習はつまらないかもしれません。



それに、第一英語が好きじゃない、と思っているかもしれませんし。



ただ、私は英語の講師として、子どもの意思を尊重しません。


恨むのなら恨めばよい、くらいに思いますし、とにかく、反復練習の結果、英語を習得させる、それにつきます。


力づくでも、反復練習の結果、英語を身に付けさせようと思います。少なくとも、保護者からの要請は、そういうものだと思うのです。




塾生が将来、大きくなってから、塾の評価をちゃんとできるようになったときに、あの塾は良かったと言ってもらえたら良い、と思います。