アニメ、『のだめカンタービレ』を見ていて、こんなシーンがありました。



のだめカンタービレ(25) <完> (KC KISS)
二ノ宮 知子
講談社 (2010-12-13)



のだめ

『 最近面白いんです 人の話が聞こえてくるみたいで…
 

 なんで楽譜をちゃんと読めって怒られてたのか
 なんで 先輩が三度の飯より楽譜が好きなのか
 なんで こう弾けって言われるのが嫌いだったのか
 

 いろいろわかってきたんデス 』



千秋

『 のだめ… 


 おせーよ… 』



のだめ

『 ぎゃぼ! 』


千秋

 ( バカなやつ… でもバカって 時々凄いことをする―――



(以上。引用終わり。)



このシーンは、印象的でした。


のだめがパリ留学中に、ピアノの特訓をしている最中に、出てきた台詞です。


真剣に音楽に向き合ったからこそ、出た台詞じゃないでしょうか。





もしも塾生が、


「最近面白いんです、なぜ文の構造をよく見て訳せと言われるのか、わかってきたんです」


なんて言ってきたら、塾としては、嬉しく思うだろうな、と


そんなふうに感じました。




英語の面白さというのは、英文自体が面白いことも条件だと思いますが、


やはり、まずは英文を正確に読むことができる、構造通りに読むことができる、


ということだと思うのです。




それができて、初めて筆者の意図が正確に伝わリますし、


その筆者の意図に対して自分なりの解釈を加えることもできるからです。




そもそも、誤読していて、また正しく読む文法力がなくて、面白いわけないでしょう。



塾生が構造を正しく見て、正確な英文解釈をすることができるように、


工夫してテキストを作っていかねば、と思います。