猫ひろし、五輪ダメ!?国際陸連が居住実績を疑問視

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000052-spnannex-spo


国際陸上競技連盟が、昨年10月にカンボジア国籍を取得して、同国のロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれたタレント、猫ひろし(34=本名・滝崎邦明)の参加資格を疑問視。カンボジア陸連などに説明を求めていることが12日、分かった。国際陸連は今年から国籍変更に関する新規定を設けており、猫のケースはこれに抵触。最悪の場合は五輪出場が認められない可能性も出てきた。

(以下略、引用終わり)


動画サイトyoutubeで、『猫ひろし五輪出場決定会見ノーカット』を見てみました。


「スタートでニャーといい、ゴールしたら最高の一発五輪ギャグを」披露する、とか言っています。


ハァ…



この人、勘違いしているなぁ、と思いました。あつかましさだけは、素晴らしいなぁと思います。不愉快極まりないです。


あと、会見で質問しているマスコミの方々。本当、バカ!!!!!!! ですね。


「この度は五輪出場おめでとうございます」とか、本心から思っていないのなら言うべきコトバではないでしょう。




さらには、上の猫ひろしの発言にたいして、


「楽しみにしています」と答えた女性アナウンサー。



一体、どういう口がこんなことを言えるんだ? 


私だったら、口が裂けても言えないでしょうね。これを聞いたカンボジア人マラソンランナーは、一体どう思っているのでしょうか。



そろって日本人の恥さらし、でしょう。私は、すごく恥ずかしく思います。




さて、国際法上、国籍付与の条件に関してどうなっているのか、10年ぶりに山本国際法を引っ張り出して調べてみました。



「本人の申請に基づく帰化については、国によりその要件が異なるが、一般には本人の真正の自発的意思によるものであり、かつその国の領域で一定期間にわたり常居所を有し職業上その他の活動を行うなど、地域社会との実質的な連関 ”deliberate association of individual and state"があればよい、とされる」



国際法上、国籍というのは外交保護権との兼ね合いで重要になってきますが、国籍付与の最たる条件としては、「真正結合"genuine connection"」が必要です。これがなければ、他国にたいして対抗力(説得力)がないわけです。


船籍の付与についても、「真正なる連関"genuine link"」が必要になることは、判例上明らかです。


つまり、国籍付与の際には、国籍国との間に、ちゃんとしたつながりがなくてはいけないわけです。


まぁ、国籍付与に関してはカンボジアの国内法によるわけで、それはそれで構いませんが、ただ国際法上の対抗力は得にくいでしょうね。


というわけで、端的に言えば、このような国籍付与は国際法上問題があります。



まぁ、国際法上の問題だとしたら、それはあくまで法的な問題にとどまるのですが、


私としては、道徳的にといっても良いかもしれませんが、感情的にすごくイヤな話ですね。




ちなみに、以前、中東のフエ、というコトバが流行りました。ハンドボールでの話です。中東は、とにかくスポーツを冒涜しています。はっきり言って、中東はスポーツマンシップのかけらもないです。


で、彼らは国籍変更なんかも自らの都合のために平気でやりますが、日本人も似たようなことをしているんですね。完全に人をバカにしています。