2才はなんて恐ろしいんでしょう。
可愛くて仕方ありません。

「おとうちゃん!おとうちゃん!おとうちゃん!」となにか大変なことがあったと急かすように
食事を作る私の足に抱きついてきます。
アパ助なりの私を驚かせるためのいたずらです。
「どうした~?なにかしたいの?」と目を見ると満面の笑みで見上げています。
でも、これがしたいなんていいません。
私の気を引いたことで目的は果たしているようです。
「わあああ」と満足そうにいいながらまたおもちゃの部屋に帰っていきます。


今、なぜかアパ助はおとうちゃんブームのようで、
なんでもかんでもお父ちゃんに甘えてきます。

嫁とアパ助は嫁実家にたまに帰ると、
お父ちゃんがいないことをアパ助は泣いて寂しがり、
「アパ助くん、3人がよかった」などカワイイことをいいます。



おりこうエプロンでふざけるアパ助


てことで、そんなアパ助のために、
不在時には一生懸命DIYしていました。
今回はかなりの大物です。


アパ助はそんなに歩く方ではありません。
疲れるとすぐに本を読みますし、全体的にゆっくりしています。
ただ、登ることに関しては0歳児からかなりの情熱を発揮していました。
とにかく登るのがダイスキです。

そんなアパ助のために自作のクライミングウォールを造ります。


板は合板21mmを使用しています。
壁に併せてカットします。
コンセントやスイッチの穴も作っておきます。




簡単にいうこの後、

・この板に穴を空ける
・爪つきなっとを裏から埋めとく
・この板をしっかり柱に撃ちこんでおく
・壁紙を貼る
・壁紙の上から穴を探す
・その穴を軸にホールドの固定をする
完成です。

板と一緒に必要なのはこの爪つきナットです。
板をこの金物とネジで挟んでむことで強くホールドを保持します。




ホールドってのが後に出てくる写真の捕まるためのカラフルな石です。
後から知ったのですが、ガバというものがつかまりやすい形をした石だそうです。
当然アパ助はガバ、それもL~LLサイズのガバが向いています。
ヤフオクで安いものを見つけたのですが、このへんのことがわからなかったので、
ちょっと余計な買い物をしてしまいました。
最初から大きいガバだけ買っておけばよかったな。

で、大体30cmの感覚でネジ穴を開けていきます。
どこにホールドをつけるか、なんとなくアパ助が登るドラマをイメージして場所を決めます。
僕は裏にも回れるように少しだけホールドを木ねじでつけるつもりをしています。
そのため、左側はまだ慣れてないうちは登れず、
上まで行けるようになると立体的な選択肢が可能になるように配置しています。

ホールドは本来M10のネジを使うようですが、
私は取り回しが楽なM6にしました。
僕の使用したM6のものだと8mmの下穴が必要なりますが、
8mmのドリルが無いので、5mmのドリルで穴を開けて、
ステップアップドリルで出入りの部分だけ8mmに広げます。





本来木ねじはクライミングホールドではあまり使わないようです。
私はここぞという柱のある場所にはいくつか90mmの木ねじで打って固定しました。
子供は勿論、大人でもそうそうハズレたりはしないとはずです。
ちゃんと柱の真ん中にウチましょう。

で、裏側にこの爪付きナットをおいてハンマーで叩きます。
ぶっ刺さります。





原理でいえばあとは逆の穴からネジをいれれば板を挟み込んで保持します。
ゆえに構造上電気ドリルでガンガン閉めると爪付きナットが暴れまくって板をボロボロにしてしまいます。
ゆるい力でしっかり締めないといけません。

その板を下から順に貼っていきます。
壁の中の柱を探しだして、そこに95mmのネジを打ち込みます。
板が21mm、石膏ボードが約10mmなので、60mmほど食い込んでくれます。
複数打てばかなりの保持力になるはずです。

こんな感じになりました。
この後壁紙で仕上げるのですが、
ここで大事なのはこの状態の写真を十分撮影し、
下穴のある場所の情報を残しておかないとあとで大変な目にあいます。
私はこういうときは自分でナレーションしながら動画で残しておきます。
採寸しておいてもいいでしょう。

で、壁紙を貼ります。
写真館のような目の覚める青ですが、こんな壁紙しかなかったのです。
ちなみにスーパービバなど大型のDIYショップではノリをつけて販売してくれます。
ムラなくノリをつけるのは意外に大変なのでとても助かります。

壁紙を貼ったあとは先ほどの下穴を探します。
下地どこ太とかであなあけまくればすぐに見つかりますが、
せっかくキレイに仕上げたので根性で手で探します。
最近の壁紙はとても分厚いので、なかなか見つかりません。
ビデオは撮っておいたのに、人差し指の指紋がなくなるほど大変でした。
M5ならもう見つけられなかったなあ。
ちょっと凹ませておいた場所が下穴の位置です。



ということで、爪付きナットが付いている板(21mm)、その壁に固定して壁紙の状態になりました。
ついでにウォールステッカーを貼って、ロープもつけておきました。

このウォールステッカーがかなりの苦戦を強いられました。。
以前やった時もすぐに剥がれてしまい、かなり苦労したのですが、
今回の道路のステッカーはもう商品としてダメだろってくらい何度貼り直しても剥がれました。
ちゃんと買う前に「この壁紙に着きますか?」と店員さんに聞いて大丈夫と確認したのですが、
これ普通に人間でちゃんと剥がれず貼れる人はいないと思います。
結局アイロンを低にしてすこし押し付けることでやや保持力が強くなりました。
でもまだポロポロ落ちてきます。
この手のウォールステッカーは本当にツルツルの壁紙しか使えないと思っていいと思います。

さて、いよいよクライミングホールドの設置です。
うちの場合は21mm先には石膏ボードがしっかり貼ってありますので、
クライミングホールドから21mmネジの先端が出る長さのネジを選んで使います。
このホールドの場合は40mmのネジではやや先が長いので、ワッシャーを3つはめて調整しています。

下準備ができればもうあとは壁紙に穴をあけてつけるだけ。
とても簡単です。
もう一つの穴は木ねじで回転を防止させます。

完成です。
かなりいい感じになりました。
たくさん登って身体が丈夫になってくれればいいなと思います。







ちなみに登れるようにロープもつけました。
今のところターザンのようにフラれて遊んでいます。
グイグイ登れる日が来るのかな