小笠原ダイビングツアー【一番遠い日本でＮＥＷ　ＹＥＡＲ！】12/30-1/4

引率、報告：田中宏典

ダイビングデータ
日程：2014/12/30（火）～2015/1/4（日）　行き先：東京都・小笠原・父島
天候：晴れ　海況：穏やか→波ありクローズ・・・
水温：19℃　気温：21℃　透明度：20m
ポイント：バラ沈　トライアングルストーン、エダサンゴ

出会った生き物
ヨスジフエダイ、ノコギリダイ、クマザサハナムロ、タカサゴ、ウメイロモドキ
バラハタ、アカハタ、レンテンヤッコ、ユウゼン、ベニオチョウチョウオ、
ミスジチョウチョウウオ、タテジマキンチャクダイ、ベニゴンベ、ミナミイスズミ
シロワニ、ナンヨウカイワリなどなど

海の思い出おめでとうございます

２０１４年潜り納め、そして２０１５年潜り始めを
一番遠い日本で迎えよう～！！と
本州からフェリーで２６時間、小笠原の父島へ行ってきましたよ～

レインボーブリッジをくぐって、
穏やかな東京湾を、ひたすら南へ～　

スカイツリーに、東京タワー　普通なら流れる大都会の風景に
ワーワーやるところですが、今回の参加メンバーは
２０１４年のＧＷにも小笠原ツアーに参加頂いた　Ｄ宮さん、そしてＭ永さん、
さらに２年前に年末年始小笠原ツアーに参加したＨ川さん
プライベートで参加したスタッフＭ船以外はみーんな小笠原経験者
目的地は東洋のガラパゴスだよ！とばかりに
景色はほどほどに、ここから船室にこもって早速宴会さ～

船旅の後半は、ひたすら寝る！
そしたら２６時間なんてあっという間～、とまでは言いませんが、
ようやく見えてきた島に、テンションが上がりますね～

小笠原に帰ってきたよ～
狭い船室でずっつグータラやってたもんだから、
早くダイビングへ～！！と、

ここから早速の２ダイブ

１ダイブ目はポイント「バラ沈」へ！
小笠原ブルーに、白い砂、そして穏やかな海の中

そんな穏やかな海に、いきなり現れる巨大沈没船の残骸

父島の湾の中や、近海には大戦中に沈められた船がたくさん眠っています。

それが今では、魚たちにとって楽園のような場所になってるんですね

Ｍ永さん撮影　ノコギリダイやヨスジフエダイがそこら中に群れています。

群れている魚だけでなく、目を落としたらマクロ生物もいっぱい
Ｈ川さん撮影　小笠原限定カラーのニシキウミウシ、明太子みたい

２ダイブ目の「トライアングルロック」
種類豊富なサンゴが、斜面をどこまでも続きます

そしてここにも大戦中の跡が

巨大な橋桁かな？

ちょっと遠いけど、ナンヨウカイワリの群れがグルグル

小笠原の海は、サンゴや白い砂地と、迫力の地形と戦跡を合わせて楽しめる
やっぱりスーパーな海なんだな～

到着日の夕方までは穏やかだったんだな～

ここからちょっとずつ、寒波の間の手が・・・

そんなこと、ちっとも考えていなかったものだから

小笠原に来たら定番のサメバーガーを食べて

夜の町をフラフラ歩いて、
翌日以降の宴会プランを考えて

この後のカウントダウンナイトダイブのために
メカジキのステーキを前に、ビールを我慢していたのに・・・

まさかの波の影響でナイトダイビングを中止～

あぁぁぁぁぁぁ！！

と、言うことで、今度は別の店で、熱燗と年越しそばさ～

そのまま気持ちよくほろ酔い気分で

父島カウントダウンパーティーに参加だ～

最後は特等席をキープして、その時を待ちます

５　　４　　　　３　　　２　　１・・・・

花火をバックに

ＨＡＰＰＹ　ＮＥＷ　ＹＥＡＲ！！

あれ～？一人足りないけど・・・

今年もガッツリ潜るぞ～！！と誓いを立てて　　そのまま

初詣へ　　　結構な階段でした・・・

並んで並んで～

拝んで拝んで～

引いたおみくじは、田中３年連続の「凶」でございました・・・

その凶の力が早速発揮されたのか
ここからは寒波の力がどんどん増すばかり

２日目のダイビングは船を乗り換えて、湾の外で大物狙い！！
と行きたいところだったのですが、
湾の外はビュービュー大波・・・

外洋は残念だったのですが、
それならと、湾内のスーパーポイントへ

ここはどこまでもエダサンゴが続くポイント

見渡す限りのサンゴを下に、水深を３０ｍ近くまでおとしていくと

出た――――！　小笠原と言えばの　シロワニ

産卵に上がってきているようで、今の時期、このポイントでいっぱい見られます。

こうやって見ると穏やかに見えるんだけどね～

残念ながら、この日　２ダイブでダイビングを断念して、
そして、それが小笠原最後のダイビングになってしまったわけで・・・

２０１５年、早速ごめんなさーい！！

でもこればっかりは自然相手のスポーツ・・・仕方ないと

それなら小笠原の大自然を思いっきり遊んでやろう！と

夜のトレッキングへ

赤いライトを照らして、何を探しているのかというと、
絶滅危惧種、オガサワラオオコウモリ
以前探しに行った時には、全く見ることが出来なかったのですが、
この日は、バサバサ飛び回って大興奮

ただね、写真に収めるのは無理だー

そして、二日目の宴

ここも小笠原に来たら絶対行く　居酒屋「丸丈」さん

まずね、ビールジョッキをキンキンに凍らせて出してくれるの
これ、多分小笠原でここだけ

アカハタの唐揚げに、ウミガメの煮物～

そしてこれが旨い！！　島寿司

で、そのまま

２次会さ～

いいのいいの、お酒が残っていたって
思いっきり遊びたいの

だって次の日は

ダイビングがないんだから～

小笠原３日目は

ダイビング＆山ガイドのコウセイさんにお願いして

一日中小笠原の自然＆戦跡探検♪

まずはね、本当に船が出ないほどの波なのか

やっぱり自分たちの目で見ないと信じないと山のてっぺんへ

いや～　これじゃわからない・・・と

コペペ海岸へ・・・

あぁぁぁ　これは無理だ～！　とあきらめがついたので

ここからは戦跡ツアー

うしろに見えるのは、大戦中のトーチカ

中はめちゃくちゃ広いんです。そして真っ暗

けっこうぞくぞくする探検となりました

で、もう１か所

山の奥深くにいきなり出てきた釜戸

さらに奥に進むと

撃墜されたアメリカの戦闘機「ムスタング」の残骸・・・

ひや～　　戦争中のお話なんかも聞きながらだったんで
しっかり勉強にもなりました。
小笠原には、こんな戦跡が山ほどあるんです

それと

小笠原固有の植物たち

海は残念だったけど
ダイビングをしていたらこれだけ小笠原の自然を満喫することはできなかったわけで

これはこれで良かったかな～

って、そんなことないわーい

でもね、その夜の打ち上げは
現地のイケメンガイド、ケースケさんと　
次は夏の小笠原を！と約束してきたんで
ちょっと気持ちが晴れたかな～
と、言いつつも、この後、しっかり２件目もはしごして
しっかり夜を満喫してきました

いよいよ小笠原を立つ日

もっともっと小笠原の思い出を増やすべく

もう一度海へ