インド占星術におけるダシャーシステムはブリハット・パラーシャラ・ホーラ・シャーストラ(BPHS)において42種類のシステムが記載されています。流派や翻訳、数え方の違いによって32種類ともされ、後世によって占星術家が考案した独自のマイナーなダシャーシステムまで含めると100種類以上存在します。
実際、占星術師が42種類すべてを鑑定に使用するのではなく、実際によく使われるのは数種類です。これらは大きく2つのグループに分類されます。
ダシャーシステムの2大分類
42種類あるダシャーは、アプローチの仕方によって大きく2つに分かれます。
1. ナクシャトラ・ダシャー(惑星ベース)惑星のサイクルが巡るシステムです。
■ヴィムショッタリ・ダシャー(120年周期):現代で最も広く使われているのダシャー。
■アシュトッタリ・ダシャー(108年周期):昼生まれでラーフが特定の場所にあるなど、特殊な条件を満たしたときに使うダシャー。
■ヨギニ・ダシャー(36年周期):周期が短いため、人生で何度も同じサイクルが巡り、直近の吉凶がはっきり出やすいと言われるダシャー。
2. ラーシ・ダシャー(星座ベース)12星座そのもののサイクルが巡るシステムです。
■チャラ・ダシャー:ジャイミニ占星術で使用します。
■カーラチャクラ・ダシャー:「時間の車輪」を意味し、非常に計算が複雑ですが、人生の劇的な転換期(ワープのような変化)を予測するのに強力なダシャー。
■シュラ・ダシャー:主に健康や寿命、人生の危機的な時期を予測するために使われるダシャー。