『抱きぐせ』
という言葉も、以前良く聞いていた言葉の一つである。もしかしたら今でも言われることがあるかも知れない。
「泣くからと言って抱っこしてしまうと、抱きぐせが付いてしまい、抱っこしないと何もできなくなってしまう」
というのが抱きぐせと言われるものである。
確かに僕自身、育児について色々勉強する前から良く聞いていた言葉である。
ところが、今の育児書を見ると、全く別のことが書いてある。
「抱っこしてという赤ちゃんの要求をきちんと受け止めてあげましょう。そうすると母子の関係がきちんと構築できます。」
つまり、赤ちゃんにとっては、抱いて貰うことで母子の信頼関係を構築できる。それは”認められている”という認識に繋がり、最終的にはその子の自立に繋がる、ということらしい。
そういう研究結果が出ているし、実際しっかり抱っこされた赤ちゃんは大きくなってからもしっかりしていることが多いらしい。
かわいいからいつまでも抱っこしてあげたいのだが、これからは徐々に重くなる我が子。疲れない程度にいっぱい抱っこしてあげようと思う、僕と妻なのであった。