つわりが始まるとすぐに本格化。


食べ物を見るだけで気持ち悪くなる。当然、スーパーに行っても食品の匂いを嗅ぐだけでだめ。


しかしそれ以上に状況を悪化させるのが、吐きつわり。食べても食べて無くても、戻してしまい、トイレから出られないのである。水を飲んでも吐いてしまう。それ以前に気持ち悪くて水も飲めない。ミネラルウォーターですら「水の臭い」が気になってしまう…らしい。


結果的にどうなるかというと、、、、



脱水と栄養失調。



つわりを激しくさせるのは、空腹と水分不足とのことなのだが、ようやく何かを口に出来ても、口にしたそばから吐いてしまうとなると、もう対処方法が無くなってしまう。


ネットでいろいろ調べてみたところ、つわりが激しくなると、妊娠悪阻(にんしんおそ)という、立派な病気になってしまう。その線引きとなるのは一週間で2kg以上の体重減少がその目安となるらしい。妻は妊娠6週目のこの1週間だけで、3Kg近く痩せてしまった。もともとBMIが18以下の妻にとっては、かなりの過酷な状況。



そしてそうなってしまうと、その対処としては「入院、絶食、点滴」。食べてもダメならいっそのこと食べず、そのかわり点滴をして栄養を取るという方法。



妻のつわりはそんな状況にまでなってしまっていたのだった。