明けましておめでとうございます…といっても、もう1週間も経ってしまいましたね。
DIVE7SEASのAKANEです。

皆様、充実したクリスマス&お正月を過ごされたでしょうか?

このお正月は、本当に久しぶりに元旦から潜らせていただき、幸先のよいスタートとなりました。
写真は、ポートダグラスの展望台から。
DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ポートダグラスの展望台


私が海にうつつを抜かしている間に、夫と子供たちは友人宅のカウントダウンパーティーに参加していました。
新年は、それを迎える瞬間だけを祝っておしまいの文化。
友人たちとワイワイ飲んで食べて、またはケアンズやパームコーブのエスプラナードで深夜に打ち上げられる花火を見ながら、賑やかに年が開けていきます。

そしてクリスマスは何をしていたかというと、やっぱり食べて飲んで…。
でも、この日は基本的に、みんな家族で過ごします。
日本のクリスマスとお正月を、逆にしたようですね。

共通するのは、師走に入ると、クリスマスパーティー(日本では忘年会ですね)が頻繁に行われること。
親戚の集まり、夫の仕事関係、子供の交友関係からご近所同士のパーティーまで。
たくさんの人に支えられて1年生活してきたなと、あらためて感謝させられる日々でもあります。


その感謝の気持ちをこめて、毎年この時期に作るのが、ラムボール
DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ラムボール

シリアルとドライフルーツ、コンデンスミルク、ココナツパウダー、ココアにラム酒を混ぜて丸めただけの、シンプルなお菓子です。

ココナツパウダーを入れるところが、オーストラリアらしいですね。

冷凍保存できるので沢山作って、パーティーの都度クリスマスらしくラッピングして持参したりします。


子供向けのクリスマスイベントも、頻繁に行われます。

暑いので、サンタも大変!

汗びっしょりでサービスします。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ サンタクロース

が、猛暑の中動きすぎると体に悪いのか、外回りのサンタはたいてい座って子供たちと写真を撮ることに専念。

こまごまとりしきるのは、ミセスクラウスと呼ばれる、サンタの奥さん役であるのがお約束です。


この方は夜のイベントに現れた、アロハ着用サンタ。

ボトムも水着で、涼しげです。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ サンタクロース2

背後に写っているのは救急車両の一種。

毎年クリスマス前になると、パトカー、救急車、消防車などの特殊車両総勢30台前後が、ケアンズからパームコーブにかけてのノーザンビーチ一帯を、数時間かけてパレードします。

絶対、町中ほとんどの特殊車両が出払っているような…何か事件があったら、どう対応するんでしょうね??


知人宅のまわりでは、公道をバリケードして、その道沿いの13軒合同でパーティーをしたそうです。


ところで、我が家の子供たちがクリスマスプレゼントにもらったもの、それは・・・
DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ カビーハウス
制作3か月、父さん頑張りました。

母さんは2日間だけ、ペンキ塗りを頑張らせてもらいました。


締めのクリスマスケーキは、南国らしく、アイスケーキ。

に、キャンドルのかわりに花火で。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ クリスマスケーキ


年が明けて、やっと慌しいクリスマス・ニューイヤー強化月間が終わろうとしています。

昨年はAKANEにとって、ダイビングインストラクター・ガイド復帰という、大きな変化の年でした。

今年もまだまだそのリハビリとチャレンジは続いていくと思いますが、皆さんにいつでも最高のGBRを楽しんでいただけるよう、精進したいと思います!


今年もまた、よろしくお願いいたします。

こんにちは、DIVE7SEASのAKANEです。


毎日、暑いですねぇ~、、、と書くと日本の皆様からお叱りを受けそうですが、ここまで暑いと、逆に地元東京の今の涼しさが無性に恋しくなったりします。

エアコンのないAKANE家では、天井のファンの真下に家族全員が大集合、冷たいタイルの床に寝そべって、犬2匹まで参加して、余計暑かったり・・・します。


まあ、海に出ているときは、この暑さが快適なので、喜ばしいことなんですけどね。

今のGBR、北風吹きまくりで絶好調ですよ!


さてさて、その暑いケアンズで、エアコンのないAKANE家に(くどいですが)欠かせないのがコレ。

ボトル・・・中身の水・・・はもちろんですが、ボトルの下半身を包んでいる、コレ。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-DIVE7SEAS スタビークーラー 1

7SEASファンの方はきっと、ショップに並んでいるのをご覧になったことがあるはず。

そう、スタビークーラー(Stubby Cooler)です。


Stubbyというのは、オージーのスラングで、ビールの小瓶のこと。

こちらでは、標準缶ビールサイズの375mlの小瓶に入ったビールがメジャーで、流通量は缶ビールに匹敵するほど。

その小瓶をぬるくしないようにと、オージーの執念によって開発・普及されたのが、このスタビークーラー。

どの家庭にも、平均10個くらい、常備されています。

いや、10個は言いすぎなのかも知れないですが・・・でも、ホームパーティーに招かれたお家で、ビールを飲んでいる全員にスタビークーラーが行き渡らなかった経験がないことを考えると、もしかしたらもっと多いのかも。

ちなみに、エアコンのない=スタビークーラー必需品の我が家には、ペン立てになっているものまで含めると、21個ありました。

オージー男子は自分のスタビークーラーにこだわりのある人も多いみたいで、飲みに行くとき、マイクーラーを持参する人もいます。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ スタビークーラー

柄は、有名洋酒メーカーのものから、オージーらしいジョークを書き連ねたもの、ご当地もの、果ては金髪半裸のお姉さんが寝そべってるものまで、千差万別。

素材は、ほぼ99%が、ウエットスーツと同じ、ネオプレーンでできています。

なぜって、スタビークーラーは、元々ウエットスーツメーカーが、製造過程でできる端切れの有効活用を考えて開発したものだからです。

マリンスポーツの盛んな、オーストラリアらしい話ですね。


その保温効果はけっこう優秀で、朝氷を3個くらい入れて持ってきた水のボトルが、1日海に行って帰ってきても、まだ冷たいほど。

その保温性を生かして、うちではこんな風にも使っています。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-DIVE7SEAS スタビークーラー 2

粉ミルクも腐らないので、重宝しています。

ママさんダイバーにも強い見方ですね。


この柄は7SEAS旧バージョン。

新バージョン(写真1枚目)のスパインチークアネモネフィッシュの裏は、AKANEのエージンコートリーフの恋人である、ヤイトハタのポチ君が鎮座しています。

(でもポチ君はハタなので恋人は他にもいっぱいいる、ハーレムの王者なんですけどね。というか、もしAKANEがハタだったら、とっくにオスに性転換してる年頃なのかもしれませんが。。)


と、まわりくどいことを書きながら、これって宣伝?!

まあ、それもありますが・・・

スタビークーラーは、モノ文化の発達していないオーストラリアが希少にも誇れる優れもので、ちょっと気の利いたお土産にも最適かと、個人的にも思うわけであります。

なにせ伸縮性のあるクーラーに、お好みのボトルを差し込むだけ。面倒なファスナーなどなく、ボトルの汗かき防止にもなり、かつ保温性が高いのです。

冷たいものだけでなく、缶コーヒーなどの温かいドリンクにも使えます。


これを機会に読者の方も、ぜひ、スタビークーラーコレクターに。

あ、もし7SEASでまとめてお買い上げの方は、メキシコ人顔のマネージャーのGが、きっとサービスしてくれることと思いますよん♪


こんにちは、DIVE7SEASのAKANEです。

先週末の休みを利用して、ケアンズから約700キロ西方の町、NORMANTON(ノーマントン)というところへ行ってきました。

日本からの一般観光客はほとんど行かないエリアなので、ローカルならではの旅情報をお届けしたいと思います。


ケアンズは、言わずと知れたグレートバリアリーフへの玄関口ですが、オーストラリア大陸北側の外縁をたどるアウトバックの旅への玄関口でもあります。

グレートディバイディング山脈の一部である、ガイドブックでも有名な、ATHERTON(アサートン)高原は、ケアンズから車で1時間半弱。その先の峠を下ると、ひたすら平坦な大地と、ひたすらまっすぐな道が約500キロ続きます。


どのくらいまっすぐかというと、こんな感じ。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS SAVANNA WAY
前を向いてもこの景色、後ろを向いても同じ景色が、延々数時間。

地平線の先にポツンと見えた対向車とすれ違うのに、お互い時速100キロで走っていながら、約3分。

いくらAKANEが4駆の運転に慣れていなくても大丈夫。犬でも運転できそうな道です。

気をつけなくてはならないのは、牛の飛び出しくらいでしょうか。


最初の夜は、UNDARA(アンダラ)という鍾乳洞で有名な観光地に泊まりました。

ここまで3時間の道のり。

ケアンズからの日帰り圏内ではなくなるため、訪れるのは、レンタカーやキャラバンなどで長旅をするヨーロピアンや国内南部の大都市からの人がほとんど。

泊まったのは、1900年代初頭のクイーンズランド鉄道の車両を改装した、レトロなお部屋。

ノスタルジックな雰囲気は素敵なのですが、鍵がついていません

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS UNDARA1

この鍵なしアコモデーションというのは、クイーンズランドのアウトバックを旅していてよく遭遇するのですが、盗難などのトラブルが起きないことによほどの自信があるのでしょうか?


朝と夕方、車窓からは草を咀嚼するカンガルーの姿が見えたりします。

そして蝉の大群。

夕方になると地面から這い出た蝉が何十匹と羽化し、飛び立っていきました。

よく見ると、辺りの木々には、平均100匹以上の抜け殻が。

こんな光景は、田舎とはいえケアンズの町中ではお目にかかれません。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS セミの羽化


こちらは鍾乳洞の入り口。

巨大なトンネルに大木の根が絡みついたり、洞窟中にはびこっていたり。

ケアンズの南にあるヨーロッパ形式の城、パロネラパークは「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われていますが、ここもまたそんな雰囲気があります。
DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS UNDARA2

翌日はさらに西走して、 最終目的地のノーマントンへ。

人口たった千人強の半分以上がアボリジニ。

雨季になると陸路が何か月も閉鎖されることのあるこの町では、5軒に1軒くらいの割合で移動用の馬を飼っています。


宿泊先はキャラバンパーク。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS NORMANTON2

建物より、魚のオブジェに投資してそうな。


みんな休みたい日曜の夜ということで、開いているレストランは皆無(元々全部で3軒ですが)。

宿のおばあちゃんが気を利かせて食事を作ってくれなければ、とてもひもじい思いをするところでした。

この、日曜の夜に食料を調達できないというのも、アウトバックでよく起きる現象のひとつです。


もうひとつのオブジェ、そしてこの町唯一の観光名所は、 巨大なワニ。

1940年代に周辺一帯を荒らしまわった人食いワニ、通称サバンナキングの実寸大のレプリカだそうです。

上に乗る娘5歳と比較しても、その巨大さは目を見張ります。

ちなみに、キングを仕留めたのは、女性ハンター。さすが女性の強い国です。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS NORMANTON1


帰路は一挙にケアンズまで9時間。
その道中目撃した、エミュの親子。

DIVE7SEAS AKANEのBLOG-ケアンズ・GBR ダイビング DIVE7SEAS エミュ

子供は写せませんでしたが、写っているのはお母さん、、、ではなく、多分お父さん。

オーストラリア最大の鳥類エミュは、繁殖期になるとメスがオスをめぐって戦いを繰り広げ、卵を産むとさっさと他のオスの元へ走り、残ったオスが卵を温めて雛を育てるという性質があります。

鳥類まで女性の強い国?


今年は冬に雨の多かったケアンズですが、今回ドライブしたエリアも同様だったようで、通常この時期はカラカラに乾いて茶色一色であるはずの山々も、緑の森が広がっていました。

ケアンズに長期で来られる方は、たまにはアウトバック方面にドライブに出かけるのもおすすめです。大陸の果てしなさを実感できますよ。

あ、でも奥地に行き過ぎてダイビングするヒマがないということにはならないようにお願いしますね!


さて、明日も海なので、オージー家庭らしく、子供たちは夫に任せて早寝したいと思います(…願望)。